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フィン 「 モモ 、 少し話さないか ? 」
モモ 「 ! 」
モモ 「 もちろん ! 」
オレは 、 この時間が大好きだった 。
仲間と居る時間と同じくらい 、 大好きな時間 。
今日は 、 いつもより寒い 。
11月に入ってから海辺には誰も来なくなった 。
まぁ 、 それが普通なんだろうけどな 。
2人だけの時間 。
無くしたくない時間 。
モモ 「 この場所好きなんですよ私 」
フィン 「 海が綺麗に見えるからか ? 」
モモ 「 違いますよ 笑 」
モモ 「 … フィンクスさんに出会った場所だからです 」
恥ずかしい事をサラッと言うお前は 、 耳まで真っ赤にして照れている 。
それを聞いたオレは 、 お前よりも 、 もっと真っ赤だろう 。
モモ 「 ご 、 ごめんなさい 笑 」
モモ 「自分で言っててなんですか 、 とても恥ずかしいデス … 。 」
あぁ 、 幸せだ 。
こんなに幸せで 、 いいんだろうか 。
フィン 「 モモ 」
フィン 「 実は … 」
モモ 「 フィンクスさん 」
モモ 「 そんな悲しい顔しないで下さい 。 」
“ 悲しい顔 “
オレは 、 今悲しい顔をしているのか ?
オレには分からない 。
モモ 「 聞きましたよ 。 」
モモ 「 フィンクスさんのお仲間さん達に 」
仲間 。
クモの事だろう 。
フィン 「 そうか 、 」
フィン 「 まぁ 、 そう言う事だ 。 」
フィン 「 これからは 、 もう見に来れない 。 」
モモは全部知っていた 。
オレが幻影旅団のことも 、 全部 。
フィン 「 今まで隠してて 、 すまん 。 」
モモ 「 幻影旅団 … でしたっけ 」
モモ 「 私 、 羨ましく思っちゃって 」
フィン 「 え ? 」
羨ましい 。 モモの口からそんな言葉を聞くなんて 。
モモ 「 皆いい人ですね 。 」
モモ 「 私に 、 話してくれたのはシャルナークさんって人なんですけど 、 」
モモは 、 少し泣きながらも話していた 。
フィン 「 モモ ? ! 」
オレはビックリした 。
モモの泣いてる姿なんて 、 初めて見たからだ 。
モモ 「 フィンクスさん ! 」
モモ 「 私 、 これで最後なんて思ってませんよ 」
モモ 「 毎週金曜日は 、 ここで待ってます 。 」
モモ 「 ” またね “ 」
そう言って 、 モモは帰って行った 。
あの言葉は 、
いつもオレが帰る時に言ってくれる言葉 。
フィン 「 モモ … 」
この気持ちは 、 いつお前に伝えれるだろうか 。
第2話
『 またね 』
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