べべタプ続き
「静かな夜の2人」
時計の針が深夜を指す頃、2人はレコーディングスタジオに残っていた。
スタッフが帰り、静まり返った室内には、機械の低いハム音と、コーヒーの香りだけが漂っている。
🔝「…もう帰ってもいいんじゃない?」
T.O.Pがマグカップを置きながら言った。
☀️「お前が帰らないから。」
ヨンベはモニター越しに軽く目線を送る。
その視線に、T.O.Pは少しだけ肩をすくめた。
🔝「まさか、俺のために残ってるってわけじゃないよな?」
ヨンベは答えなかった。ただ、ゆっくりと立ち上がり、T.O.Pのほうへ歩いていく。
☀️「…タプ。」
その呼び名だけで、T.O.Pの表情が僅かに揺れる。
🔝「何だよ、急に。」
☀️「お前ってさ、いつも強がるけど。ほんとは、誰かに抱きしめられたいんじゃないの?」
🔝「は?」
思わず笑いかけたその声は、けれど途中で途切れる。
ヨンベの手が、T.O.Pの顎に触れた。
ゆっくりと顔を上げさせ、目を覗き込む。
☀️「今日は俺がその“誰か”でもいい?」
言葉より先に、唇が重なった。
抵抗もなく、T.O.Pはそのまま目を閉じる。
心のどこかでずっと、こうなることを望んでいたのかもしれない。
キスは静かで、でも熱を孕んでいた。
ヨンベの手が、そっとT.O.Pの髪に触れる。
絡めるように指を滑らせながら、首筋へと口づけを落とす。
🔝「お前、ほんとに……変わんないな。」
囁くような声に、T.O.Pは震えるように笑った。
☀️「お前の前でだけだよ、こんなふうに壊れるの。」
🔝「壊れていい。俺が全部、受け止めてやる。」
暗がりのスタジオのソファに2人は沈み込み、互いの鼓動だけが耳に届く。
静かな夜は、熱を帯びてゆっくりと更けていく――。
どーですか?🥲🩷
続き欲しかったらコメントお願いします!
コメント
3件
見るの遅くなって申し訳ないです、🙇💦 最高です!!! ほんとに、ロマンチックな文章書くの上手すぎません??💖💖