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中学生(再開)
(はる目線) 結局ゆうとは中学生になっても帰って来なかった。そう思った。だが、ゆうとは見違えるようなイケメンになっていた。どの女も惚れるほどに…。 ゆうとも俺のことを覚えてくれてた。というか、ほとんど俺としか話さなかった。小学生時代の恐怖があったのだろう。俺もゆうとと一緒のほうが楽しいし、できるだけ一緒いることにした。 そんなことを考えているうちに部活選びが始まった。俺は特に入りたいところがないので、普通に陸上部に入ろうと思った。だが、ゆうとが突然話しをかけてきた。びっくりしたが、 俺は、 「どうした、急に大きな声を出してw」 必死なゆうとを見て思わず笑ってしまった。恥ずかしそうにしながらゆうとは俺に入ろうとしている部活はあるかと聞いてきた。俺は、 「特にないけど。」 と、嘘をついてしまった。だが、その返答にゆうとはめっちゃ喜んでいた。かわいすぎて、もはや眩しすぎる。そして、ゆうとは目を輝かながら、部活を誘ってくれた。その可愛さにつられてすぐに良いよと言ってしまった…。
(ゆうと目線)僕は中学校に行ってみた。はるに会いたかったからだ。僕は怖がりながら教室に入ったが、僕を知っている人はいなかった。はるを除いて。知っている人がいないというより僕だと気づかない。そっちのほうが都合がいい。だけど、僕はクラスメイトに囲まれていた。僕ははると一緒にいたいのに……。だから僕はできるだけクラスメイトから逃げてはると一緒にいるようにした。その生活はとても幸せだった。そんなことを考えているうちに部活選びが始まった。僕は吹奏楽部に入ろうと思っている。僕の家は父がピアニストだったりして楽器に触れ合うことが多かった。それにお母さんにもすすめられた。だけど、僕ははると一緒の部活に入りたかった。そう思っていたら、体が勝手に動いていた。 「はる!!」 急に大きな声が出て、僕もはるもびっくりしたがはるはどうしたと聞いて笑ってくれた。 「い、いま入ろうとしてる部活ある?」 はるは「ない」と答えた。その瞬間僕は嬉しくて舞い上がってしまった。 さっきより大きな声で、 「一緒の部活に入ろう!!」 僕は目を輝かして言った。そしたら、はるはすぐにOKしてくれた。