rd「………プチ」
配信を切り終え、固くなった体を伸ばす。今日も中々に楽しかった。いや、毎回楽しいけど…
rd「(まだ…見てる。…」
その幽霊は顔すら見えなくて、ただ分かってるのは俺とおんなじぐらいの歳って事だけ。
今は被害にあってないけど、なにかあったら怖いし話かけたら、それこそ危ない。墓穴自ら堀に行ってどうすんだよって話。
rd「………ん?ぉー…きょーさんからだ。」
kyo『よぉらっだぁ。今から飯行かへん?』
疲れた声で電話ごしからご飯に誘ってくる。
rd「えー…今からぁ〜…?」
kyo「なんや、不満か?…ッ?」
あ、駄目だ。これは断ったら駄目な奴。そう頭の中で考えて居た。そんな声で言われたら
rd「……断われないじゃーん…」
kyo「んじゃ、いつもの居酒屋で。」
そう言って。電話は切れた。
行くの面倒くさいと思いながら、重い体を動かし立ち上がる。…勿論、幽霊もその行動を見てついてくる。
kyo「よぉッ…遅いから先入っとったで。」
よぉッ…と挨拶をして重い体をイスに任せた。
rd「だって普通に遠いんだも〜んw」
kyo「まッ、なんか頼めや。生でええ?」
rd「いーよ。」
きょーさんはそう言うと定員さんに話しかけお酒を頼んでこちらを再び向いた。
kyo「今日の配信一段と凄かったな。」
rd「まぁ、俺の考えた企画だしぃ?w」
そう言うとめっちゃ冷たい目で見られ、いつものように俺は笑った。
kyo「まッ…それはええけど最近どうなん?」
rd「どうって…あぁ…幽霊の事か。ゴク」
kyo「そんな軽く…。まぁええけど、」
そうきょーさんには何故か知られていた。きょーさんいわく、俺が酔った時にふらふらしながら幽霊について言っていたらしい。
rd「見てるだけだしね。…」
kyo「お前、大丈夫なん?ホラー無理やろ?」
rd「ゲームとはまた違うじゃん?それに…」
違和感が無いわけじゃない。でも…何故だか見られている時もの凄く安心する…。半年も見られてるからおかしくなっただけかもだけど…。
kyo「”それに”なんやねん…」
rd「やっぱなんでもなーい!ゴクン…」
kyo「はぁ?…てか…今も居るんか?」
rd「ううん。玄関までっぽいよ?…」
玄関から外へ出ると…その幽霊は心配してるような目でこちらをずっと見ている。
kyo「ほーん…まッ…ほんなら今はゆっくりしよ。」
rd「まぁ…きょーさんの奢りならね(^ら^)」
kyo「ぁ?なに言ってんねん。」
そうして俺らはいつもどうり解散した。
コメント
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主「幽霊…え、行動可愛すぎな件についてぇぇぇ!!!らださんと幽霊の絡みがもっと増えると考えると…尊…い(尊〇)」
あー!!、主様、神ですか、?もう、結婚しましょ(?)
初ノベルッ!?