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17:27
『武蔵神社』
そう書いてあった.
その神社の階段の前に,大量のバイク.
まさか,たどり着いた先が不良の集会場所だなんて,,
どうしたらいいかわからず,きょろきょろしていると,聞いた事のある声が聞こえてきた.
「 あれ,寧々ッ !? 」
「 !! 」
「たかちゃん !!」
三ツ谷隆
大好きな人.
恋愛対象ではなく,1人のお兄ちゃんとして.
たかちゃんと出会ったのは,私の元地元.横浜でした.
その時,たかちゃんは家出中だった.
路地裏のトンネル.
その隅で同じく家出中だった私に,声を掛けてくれた
『 なにしてんだ,女の子が1人で 』
『 って、泣いてんじゃねえか !! 』
1人で反省会を開いていた私に,優しく声を掛けてくれた.
泣き虫な私に,ハンカチ貸してくれたね.笑
家出中という共通点から,少し話をしていた.
落ち着いた私を見てたかちゃんは立ち上がり,
カラースプレーに手を伸ばした.
すると,何かを書き出した.
ドラゴンだった.
『 すごい!! かっこいい!! 』
当時の私は,絵が全くダメで.
少しカラースプレーが途切れているところなんて目がいかず,ずっと,たかちゃんの書いたドラゴンを見つめてた.
『 次また嫌になった時,ここにこい! 』
『 ドラゴンがお前のこと守ってくれるからな』
その後もそこで遭遇したりして,次第に仲が深まっていった.
17:28
「 親父さんの海外赴任終わったのか !! 」
久しぶりのたかちゃんは,優しく私の頭を撫でてくれた.
「 たかちゃん,ほんとに久しぶり !! 」
たかちゃんも,変わらず不良なんだな.笑
「 三ツ谷,その子.誰 ?」
知らない人の声.
人目見た時,ヒュって声が出た.
武道くんとは違う,強い人の顔.
金髪のポンパに特服?を羽織っている.
「 幼なじみ…かな 」
へー,と,彼.
「 かわいーね 」
「 へ,?」
唐突で声が裏返ってしまった.
「おい『マイキー』.こいつは俺のだぞ 」
だめだ.ツッコミどころが多すぎる…
「 まいきー, ? 」
この人は外国人なのかと.
顔が純日本人すぎる,,
「 おう ! 俺は佐野万次郎だ !! 三ツ谷のダチ!!」
名前もめためた日本人やないかーい.
「 マイキーって呼んで !!」
少し幼い言い方をするマイキー.
でも,私は,彼に疑問をもった.