コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「げほっ、げほっ」
びちゃ
「……」
もう既に痛みはなくなった。口から血が吹きでたが、もうどうしようも無い
「先輩……」
目の前にいる私の腕の中で横たわる恋人も、もうすぐだ。
「先輩…私、死ぬの……怖いです 先輩とずっと一緒に居たかった……」
「……私もだ」
嗚呼、君に出会うためにこの戦争があったとしたらどれほど良かっただろう
「先輩……眠たくなってきました……」
私もそろそろ体力の限界だ
「眠ろう。一緒に」
「先輩……お願いがあるんです……」
「偶然だな。私もだ」
「来世で君を見つけ出してみせる。だからその時はまた、恋人になって欲しい」
「……当たり前じゃないです、か……」
「おやすみ。日帝」