二次創作です。
ご本人様には関係ありません。
某実況者様のお名前をお借りしています。
誤字脱字等あるかもしれませんが、
温かい目で見守ってくだされば幸いです。
尚、ご指摘等は程々に宜しくお願いします。
元いた辺りへ帰って来ると、 らだおくんは呻き声をあげて血溜まりの中で蹲っていた。
『ぐ、ぅゔ…』
『……』
そっと手を伸ばしニット帽の上から頭をゆっくりと撫でる。
蒼く濁った目で睨みつけてくるけど、怖いと思うよりどこか寂しげに見えた。
たった今考えた魔法を使う。
穴だらけの魔法式であるがゆえに魔力の消費が大きく、身体から力が抜け、意識を失った。
ゆらゆらと体が上下に揺れる。
寒気のあまり近くの熱源に縋り付くと優しく背中を撫でられた。
顔を上げると優しい青い瞳と目が合った。
そうして俺はらだおくんと過ごすようになり、きょーさん、レウさん、コンちゃんと出会った。
らだおくんの部下として国を運営して、たまにふざけて、らだおくんやら民にいたずらして。楽しく過ごしていた。
そんなある日。
森の奥から魔力反応を感知した俺は様子を見に朝早くから外へ出ていた。
そこにあったのはらだおくんを始めとした主要人物を殺すかぎりなく呪いに近い魔法。
魔術師の仕業か…!!
対抗手段は魔法陣による力の競り合いただ一つのみ。慌てて部屋へ戻り、1秒でも惜しいのでそのまま床に描き始める。
代償は…代償は……。
最近はずっと戦争もなく平和であったがために、代償にできるものがなかった。
生きてるら民なんかを代償にできないこともないが、そんな事をする気なんて一切ない。
俺は“俺の肉体と魔力”を代償にした。
描き終え、発動した途端に体から力が抜け扉にもたれかかる。
視界が狭くなり、呼吸はゆっくり深く…浅くなる。
爆散するかと思ってたのに…意外…。
らだおくん達…泣いちゃうかなぁ……。
みんなと暫く会えないということに悲しさと寂しさを感じるものの、死ぬことは驚く程怖くなかった。
“らだおくん達のために生きる”というずっと前の誓いを果たせるからだろうか……?
穏やかな心のまま、俺は静かに眠り始めた。
どうもぉ、チェシャで御座いますぅー。
魔法陣、魔力、うんたらかんたら…
説明致しますよぉ。
【魔力】
魔法を行使するために必要な要素の1つ。
【代償】
規模の大きい魔法を行使する際に足りない魔力の穴を埋めるためのもの。
絶対に必要なものではないが、代償を用いることで魔法使いへのリスクが激減する。
【魔法陣】
魔法を行使する際の方法の1つ。
詠唱、無詠唱、術式、魔法陣…等の方法があり、魔法陣は他の方法と違い、創造主が死んでも魔法陣が消えない限り効力(効果)が残り続けるという特徴をもつ。
【呪術】
魔法を使える稀有なニンゲンが編み出した対象を殺したり、苦しめたりする事に特化した魔法の総称。対抗手段は魔法陣による力の競り合いのみとされている。
うし。そういう設定ですね。
魔法バカスカ使えたら他の方々が霞んじゃいますしね、ハイ。
魔法で何でもできちゃったらお話作れんし。
ではではこの辺で失礼。
第22話でお会い致しましょう。それでは。
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