青くんが桃くんの右腕兼恋人兼お世話係だったらっていう妄想です…
スパダリ青さん爆誕
青さん早起き苦手なのに頑張って起きて料理も頑張って練習してたらいや、もう…爆発するよね((??
ポーン…ポーン
遠くで鐘の鳴る音がする
この音は構成員にとっての起床の合図
今頃部下たちが寝ている大部屋では一斉に皆起き出している頃だろう
青「もうこんな時間か」
くつくつと沸騰する鍋の火を切る
そろそろないこを起こさないと
ふわりと揺れるのれんをくぐれば視界全体にキングサイズのベッドが広がる
その中心の布団の山の中で丸まっているないこ
俺が起きた時にはちゃんと腕の中にいたので、そんなに時間は経っていないはずだが寒かったのだろうか
青「ないこ、朝だよ起きて」
桃「んぅ、あとごふん…」
朝は頭が働かないのか、 寝言のようにふわふわした声で言い訳して布団にくるまっている
今日は特に寒いからみの虫みたい
こうして見ると仕事中の堂々とした振る舞いとのギャップがすさまじいな…w
だがそれも慣れたもんで、俺は何のためらいもなく彼を布団から引きはがした
青「5分前もそう言っとったで」
バサッ
桃「んゎぁぁ!まろの薄情者〜!!」
青「はいはい」
桃「ぅぁぁ、、さむい…((泣」
さむっっ、と震えていてちょっとかわいそう…?
布団の代わりに俺の羽織を渡すとあったかい、と呟いて大人しくなった
………かわいい
青「ほら、できたで」
桃「ん、いつもありがと」
少し癖のあるないこのふわふわした髪
寝癖を整えて編み込みにすればいつもと変わらない朝が始まる
桃「…でもなんでこんななっちゃったのかなぁ」
桃「昔は俺がよくまろ起こしてたのに」
あの頃のまろ、布団から1mmも動かなかったよね、なんて言ってじとりとした目で俺を見てくる
確かに昔はいつまでも起きない俺をないこが見かねて、布団ごと持ってかれてたっけ
あの頃のないこ、お疲れ様でした
心の中で合掌すると同時に冗談まじりに言われた
桃「っていうか、朝起きたら着替えさせてくれてご飯も出来てるとかまろスパダリすぎじゃない??」
青「ふはっ、ないこが褒めてくれるん、珍しいなw」
桃「このままじゃ俺、まろが居ないと何も出来なくなっちゃいそ~(笑)」
青「…」
青「…w 朝から可愛いないこ見れるからこのままでも別にえぇよ」
ちょっとした冗談なんだろうけど、話の核心を突かれた気がして一瞬黙ってしまった
そうなってほしいな、なんて
世話係として選ばれるはずだったないこの部下を押しのけて
ほら、部下とはいえ何か起こった時に1番安心なのは俺やろ?って。
今でも苦手な早起きを始めたのは間違いなく事実だったから
桃「このままでもいい、か…一応俺、皆の憧れのボスだしなぁ…w」
みんなのボス、ね…
青「俺の前では、こんなに可愛いのにね?」
チュッ…
チュ…クチュ
桃「んむ…/ ッぁ…//」
話を遮るように舌を絡めれば合間から聞こえてくる艶やかな声
桃「ま…/」
とろりとないこの瞳の奥が溶けているのが分かり、俺の中のぞくりとした欲望が顔を出す
そのまま服の生地を手で滑らせるとさすがにやり過ぎたのか、ないこに押しのけられ距離を取られてしまった
桃「っ…ばか/今着替えたのに脱いでどうすんだよ//…」
…俺たちが行かないと仕事も進まない
もうすぐ部屋を出ないといけない時間なのは分かってる、けど
青「あとごふんだけ…」
桃「っゃ…//ぅん…く//」
あとちょっと、ほんのちょっとだけ
桃「あ、羽織返すよ」
ありがとう、と呟いて俺の羽織を返してくれた
そういえば貸したな
返されてしまったためそのまま自分で着てしまうとまだほんの少し温もりが残っている
青「別に着たままで良かったんに」
ないこだって寒いじゃん?、っていう 建前8割
桃「すぐバレるだろww」
青「ないこは俺のって全世界に言いたい、牽制したい」
本音2割
桃「やだよ、恥ずいじゃん」
その顔がほんの少し赤く見えるのは寒さのせいか、それとも…
俺の勘違いかな
青「…はぁ、今日は早く仕事終わろうよ」
コメント
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雰囲気らぶだぁぁぁっ……!!💖💖 タイトルめちゃエモかったんだけど、その技術是非とも分けて欲しい……っ( 青さんの努力のスパダリすごい、……✨✨ この連載好きすぎるよ〜っ!🥹🫶🏻️💓