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ネコが来ますよ
「ネコが来ますよ」
学校の放課後、僕とその子は教室で課題を終わらせるために居残り勉強をしていると、急にその子が僕に言ってきた。
その子はつい最近隣の県から引っ越してきた子だ。最初こそ僕は興味がなかったものの、このような意味分からぬ事を言うものだからクラス、学年の皆は気味悪がってその子から避けるようになった。
その子は奇遇に僕の家の隣に引っ越してきて挨拶を交えたが僕はまず興味がなかったため話す事も無かったしその子の噂が立てられていたのとに気付かず、聞いた事はなく、やっと知ったのもつい2日前。
ネコが来ますよ…?僕は意味が分からずただその子の事を見つめる事しか出来なかった。
クラスでネコを飼う事になったか何かか、いや飼うとなってもせめてウサギだしな、そもそも何でネコなんだ?
「ごめん、どういう事?ネコって?」
純粋な疑問をその子に伝えると、その子は少ししょぼんとした表情で言った
「まぁ、急にそう言われても分からないよね。ごめんね、気にしないで」
ネコが来ますよ、とは一体どういう事なのか、結局分からずに課題を再開させた。
「ネコが来ますって…なんか意味でもあるのかな」
僕はまだその言葉が引っかかって、家に帰り宿題諸々終わらせるとパソコンを出して検索をした
ネコは分からないが黒猫だと西洋とかでは不吉なものらしいな。もしかして何か起きる予兆みたいな感じか?
だったらあの子は予言者か何かなのか?
確かあの子が前まで住んでた所って1週間前に何かしらあった気が…調べてみよう。
時刻は既に0時を過ぎている
僕はまだどういう事なのかを知りたくてまだ暗い部屋の中パソコンとにらめっこをしていた。
どうやらあの子が住んでた所は1週間前にまぁまぁ大きめな建物火災が起きたらしい。
それと同時に近くの地域で子供が行方不明になり、未だに捜索中と書いてあった。
これとネコが来るというのに何の関連性があるのかは分からないが、何か繋がっているんじゃないかと僕はひたすら検索し続けていた。
カーテンから差し込む眩しい光で僕は目が覚めた。
僕はあのまま寝落ちしてしまった様だ。
時刻は7:35
ちゃんと遅刻しそうだ
「待って、もうこんな時間!?」
急いでバックに教科書類を詰め込んで僕はそのまま学校へと走って向かっていった
好評だったら多分続き出します