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第3話【噂と悲痛】
卯月「お母ｯさん…」
卯月「お姉…お姉ちゃんがｯ!!!」
酷く怯え悲しげな形相で
母に必死に”何か”を伝える妹
其れは明らかに普通の怯えとは違う
母が唯一分かっている事は”姉”が居ないこと
たった壱だ
帰ってきた父や近所の人との探索及び
警察への捜索願
結果は当然
見つからなかった
妹は学校へ行かない不登校
母は鬱病
父独り悲しみに昏れながら
家族を支えていた
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