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真若ミカ「一生は重すぎるよw」
貴方は笑いながらそう言った
うちが「一生仲良いままだったらいいのにね」言ったとき
屈託なく笑う貴方、ずっと見ていたかった
それこそ一生
一生仲良くありたいと思うのは重いのか?
友達「一生は重いよ、すっごく重い。命の長さだからね」
友達に聞いた答えはこうだった
自分「マジか…うちミカに一生仲良くいたいって言ったけど重すぎやん」
友達「私それ言われたことないんやがw」
自分「あー…確かに」
そう言われればそうだな
なんでだ?
なんでミカとは一生仲良くしたいって思ったのに、この友達とは今仲良くできればいいとしか考えないんだろう
自分「うちミカには思ったんだけどあんたには思わなかったんだよね、一生仲良くしたいって」
友達「え、待ってショック」
自分「いや仲良くしてたいよ!?でも一生かけて仲良くしたいかって言われると言葉に詰まる」
友達「……それは真若さんが特別ってこと?」
自分「特別扱いはしてないが」
友達「そうじゃなくて、真若さんだけにそう思うってことなのかって話」
自分「……そうかも」
友達「鈍感…」
自分「え、なになになになに」
友達「大丈夫…私は友達同士のキューピットになるだけさ☆」
自分「言い方が気に食わんwww」
一生が重いことはわかったけれど新たな疑問が生まれた
友達「ヤッホー!!!」
自分「どした」
友達「いや実はミスって行けない日付で映画のチケット二人分買ってしもた」
自分「おい早よキャンセルせんか」
真若ミカ「キャンセル料かからない?」
友達「真若さんそれ図星すぎるって」
自分「草w」
友達「ってわけで二人にチケットあげるわ」
自分「こっちの予定が空いてるか確認もせずに…」
友達「前空いてるって言ってた」
自分「なんか妙に都合がいいn」
友達「いいからもらっとけ、な?(圧)」
自分「ハイ」
真若ミカ「なんの映画?」
友達「ジェンダーレス恋愛映画」
自分「なんか良さげだね」
真若ミカ「楽しみ!」
映画は感動系のいい話だった
主人公の女子が友達だと思っていた女子が恋愛対象と気づいて付き合って普通の日々を過ごす
それだけのように思えるが深い話
一生仲良くしたいの答えのような話
違う、これは
映画を見て気持ちが流されてるだけだ
これは違う
恋愛映画を見て心が揺らいだだけ、
真若ミカ「いい話だったね!」
屈託なく笑わないで
誤魔化せなくなるから
自分の気持ちに気づいてしまうから
そんな時に思い出す本の名台詞
勇気なんてない、認める勇気、ましてや言う勇気なんて
真若ミカ「どうしたの?」
顔を覗き込む貴方を綺麗だと思ったせいで、勇気が生まれてしまった
叶えたいと思ってしまった
気づくため、認めるため、言うために