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なんか、どっちが攻めかわからん(?)
夜更かししてゲームをしていたせいで、Akはソファの上でぐったりと眠り込んでいた。
Mzはその姿を見下ろしながら、腕を組んでじっと考える。
「……珍しく、爆睡してるな。」
普段はちょっとした物音でもすぐに起きるくせに、今日は完全に無防備だ。
「……起こしてやろうかな。」
いたずら心が湧いてくる。
まずは、Akの前髪を指先で軽く撫でてみる。さらさらとした髪の感触が気持ちいい。
「……起きねぇ。」
じゃあ、次。頬をぷにっとつついてみる。
「……ん。」
Akが小さく息を漏らす。
「お? さすがに起きるか?」
期待してじっと見つめるが、Akは微動だにしない。
「……おい、Ak。」
名前を呼んでみるが、やっぱり反応なし。
「……じゃあ、もうちょっとやるか。」
MzはAkの耳元にそっと顔を寄せ、ふーっと小さく息を吹きかけた。
「……っ!」
Akの体がわずかに震える。
「ふはっ、めっちゃ敏感じゃん。」
これは面白い。次は、Akの首筋を指先でちょんっと触れてみる。
「……んん……」
Akが小さく唇を動かした。Mzはじっとその表情を観察する。
「寝てるときは、意外と大人しいんだな……。」
普段はうるさいくせに、こうして静かに寝てると、妙に可愛く見えてくる。
「……Ak、好き。」
試しに小さく囁いてみると——
「……バカ、なに言ってんの……」
ぼそっと、寝ぼけた声が返ってきた。
「え、起きてんの?」
「……起こしたの、Mzちでしょ…」
Akは薄目を開けて、Mzをじろりと睨む。
「ちょっとちょっかいかけただけだし?」
「ちょっと、のレベルじゃなかったんだけど……。」
「まぁまぁ、怒るなって。可愛かったぞ?」
「……もう寝る。」
Akは文句を言いながら、再び目を閉じる。
「ふーん……じゃあ、もうちょっとちょっかいかけるか。」
「……やーめーて、。」
「ふはは、嫌がるの早くね?」
こうして、Mzのいたずらはしばらく続いたのだった。