「”貴方は“完璧”で居なさい”。」
ある一言がきかっけで、俺の幼少期……いや、一生の目標(のろい)となった。
※注意※
・創作
・ファンタジー
・ご本人様と関係ありません
・結構しっかりとした小説です
「」会話 「」が無い所は心情や説明
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パティー会場
ザワザワ
「やっぱり、かっこいいですわね!st公爵様!」
「そりゃあそうよ〜、”国の英雄”だもの!」
「あの顔に頭脳!しかも、未婚者!」
「こんな優良物件はいないわよ。」
「まさに”完璧”!」
st「ーー〜〜。((ニコッ」
令嬢に噂される… 其れが日常だ。
本当は、こんな所にいないで資料でも片付けていたいが……
俺は、”完璧”で居なければならない。
どうして、”完璧”に執着するかは、自分自身も分からない。
思い当たる節があるとしたら、”あるきかっけ”が原因だと思う。
rn「st!!((フリフリ(手を振る)」
st「ぁ……rn公爵。」
此方は、rn公爵。
この国を代表する、公爵の一人だ。
正味……国の代表でいいのか?
って位人柄がよく、 昔からの付き合いで、信頼している部分もある。
rn「ぇ〜何その嫌そうな反応?!まぁ…昔から、なんだけどねw。」
俺は、rn。
国を代表する。公爵の一人で、stとは、昔からの付き合いだ。
此奴は…読めない。
俺は、そう思っている。
此奴の笑顔は何処か……闇を感じ取れる。
いわゆる、
愛想笑い
なんだろう。
rn「あ!後、まだ呼び捨てにしてない!」
st「……仕事上の関係ですから。((ニコッ」
貴方は、可笑しい。
仕事上の関係なのに呼び捨てで呼んでくる。
貴方に問わず……他の人もそうなんですけど……
?「rnとstじゃん。」
st「…nt公爵。」
rn「nt〜!」
nt「相変わらずきめぇなw」
rn「!っっだと!?」
nt「ww」
此方は、nt公爵。
同じく、国を代表する公爵の一人だ。
公爵としては、言葉遣いが荒く、第一印象はあまり良くなかったが……
もう慣れた。
そんな事考えてたせいが、 ある考えが頭に過ぎった。
俺も……こんな風に成れるのが…?
st「っ!」
違う……俺は”完璧”に……
こんなふざけた考えもすぐに頭から消した。
rn「st?だいじょ…」
st「大丈夫だ。((即答」
rn「ぉ、おう…」
びっくりしたぁ〜
stの奴……何かあったのか?
緊張…いや、責任感?
…わかんないやw
nt「…」
俺は、nt。
同じく、国を代表する公爵だ。
stとrnは昔からの付き合いで、良くして貰っている。
俺は、昔から気配に鋭く、だから二人の気配にすぐわかった。
昔から気になっていることがある。
“人というのは、気分によって気配が変わりやすい”。
特に、rnや___はそうだ。
でも、stは例外だった。
何故なら、”気配がいつになっても変わらないから”。
=気分が変わらない。
そんな人間は存在するのか?
苛つく事が無く、泣く事も無く、嬉しい事も無く、 笑う事もなく?
…ただ、感じ無いだけかもしれないが……
令嬢、侯爵今までは、目的を持って近付いて来る者が多かった。
だから、もっとstの存在が珍しく感じる。
…気になった事は其れだけじゃない。
笑っている時……何処が淋しい感じがした。
気の所為…なのか?
パティー終了後
st公爵邸より
「公__…?」
「_爵_ま??」
st「…!」
「気が散ってた様ですか…休みになられた方が……」
st「嗚呼、、」
寝不足が続いたせいか、最近は良く気が散る。
何故だろうか……嫌な予感がする。
…気付かないと行けないことか……
こんな事を考えている間に眠りについた。
眠りが深かったか…ある夢を見た。
「”貴方は“完璧”で居なさい”。」
これは、亡き母からの一言だ。
母は、体が弱かった為、出産してすぐに亡くなった。
物心がない頃に言われた事だが、何故か脳の中に残っていた。
“完璧”
この事だけが脳に響いた。
知らぬ間にこの言葉は脳の中で定着し、これから”完璧”を意識する様になっていた。
ある意味、目標(のろい)なんだろう。
特に、言われていない。
物心もついてない頃に亡き母から貰った唯一の一言。
何故、この言葉を意識するのだろう…?
最初はそんな事も考えた。
でも、何時しかそんな事も考えなくなり、
“完璧”
この言葉の為に、骨を折る様な努力をした。
なのに……心は満たさなかった。
この理由(わけ)を知る時がもう直々来るとは、思わなかっただろう。
ーーーーーーー
「__様…?」
「公爵_……??」
st「はっ!」
st「…今何時だ。」
「現在は……7時です。」
「公爵様にしては結構寝てましたね。」
俺とした事が……寝坊してしまった。
今日は、月1回国を代表する公爵が集まって会議をする日だ。
こんな日に寝坊するとは……
馬車の中
st「はぁ〜。」
やっと息がつける。
寝坊したせいで、資料の整理が遅れて仕舞った。
こんな寝坊したのも久々だ。
失敗した憂鬱に浸かる間も無く時は進む。
会議室内
st「すいません…遅れてしまいました。」
?「stがやらかすなんで、珍しいなw」
st「…irm公爵。」
此方は、irm公爵。
国を代表する公爵で、 irm公爵とは、幼少期の付き合いでは無い。
この座にたってから付き合い始めた仲だ。
どうやら、勉学より、体を動かす事が好むらしい。
俺には理解が出来ない。
何故なら、剣術や体術…体を動かすより、頭を動かす方を好む。
だが、”完璧”を目指すが為、そんな苦痛にも耐えてきた。
……時々体を動かすのも、悪くないと思う。
後、頼れる為、呼び名が、まにきやいるませんせーが多いらしい。
俺は、irm。
stとは、公爵になってから、付き合い始めた関係だが、どうやら、彼は”完璧”らしい。
…俺は、そんな人間がいるとは思えない。
こうゆう風になる原因は大体、
虐待か精神的なダメージが原因だ。
でも……彼の父がそういう事をする様な人だとは思えない。
だとしたら、精神的なダメージ…か。
何が原因だ…?
?「もう、待ちくたびれちゃったよ〜。」
?「謝ったし、大丈夫じゃない?」
nt「みことは優しいなw」
mkt「そんな事は……」
st「mkt公爵に、ksm公爵……遅れてすいません。」
mkt「いいえ〜、別に気にしてないので。((ニコッ」
ksm「にしても、stが遅れるなんで珍しいね〜」
st「今日は、寝坊してしまって……」
rn「…ぇ?」
nt「嘘だろ……」
nt「明日、槍降るぞ!?」
rn「うん、明日避難した方がいいかも。」
st「そんなに……」
rn「いやいや、超超超ー大事件!!」
nt「同感。」
st「えー…」
寝坊しただけで、こんな大事なのか?
でもなんか……距離が近くなった気がする。
嬉しいなぁ。
ぁ…
嬉しいかw
…いや、今日は会議だ。
面倒事は後から、考えよう。
会議終了後
ふぅ…今月の会議もこれで終わり。
なんか…ある意味、有意義な時間だった気がするな…
こんな事を考えて途端……
有り得ないことが起きたのだ。
背後から、爆発音がした。
俺は、何が起こったのかも考えなく、何がを察した様に、爆発音を在り処へと走った。
とにかく……走って走って。
現場に着いてた瞬間……
残酷な場面が目に映った。
そこには……
爆発で死んだ……5つの死体だった。
もう察しも着いたのだろう。
そう、さっきまで会議をしていた……公爵達だ。
俺は、着いた瞬間…
st「((バタッ」
膝から崩れ落ちた。
其の時……まるで封印していた色んな感情が体によしかかってきた。
悲しみ……怒り……そして…
後悔。
さっきまで、、仲良くしていた人が死んだ。
其れは、あまりにも一瞬の出来事過ぎて…
息をする事を忘れていた。
st「ぁ……ぁ…」
俺は…もう……。
カンペき……かん璧……ぁれ…?
“完璧”ってなんだっけ…?
ーENDー
結構突然な終わり方だな…
これで、「”完璧”ってなんだっけ…?」終わりです!
自分的には、結構いい?のかな?w
初ノベルなんですけど、出来は結構いいじゃないんでしょうか?
コメント等お待ちしております!
それでは、おついつ!
コメント
2件
うわぁ、、やっぱ凄すぎる、、 ストーリーの構成とかもめっちゃいいし、書き方とか物語とかついつい見入っちゃう 初ノベルでこの出来まじですごい、、もう凄すぎて言葉が出ない、、w