?「ぁ….
案内された先は研究室だった。
m「ここになんかあるのかな…
?「う、!!
と、差し出してきたものは
98121と書かれたファイル。
w「何これ….?
捲ってみるとそこには
この子の事が書かれていた。
名前:98121
誕生日:5月19日
年齢:5歳
性別:男
身長:104cm
体重:14kg
持病:アルビノ 人喰症
研究対象:人喰症
m「君5歳だったんだね….
. それにしては小さいね。
w「それにしても…人喰症って…、?
m「まって..今スマホで調べる。
motokiは胸ポケットに入っていたスマホを
手際よく取り出す。
m「えぇっと…
人喰症とは?
その名の通り、人を喰います。
人以外にも食べられます。
1億人に1人の確率で 天然性の病気です。
必ず生まれる時には 発症していて、
ある日突然とかはないです。
非常に低確率のため、
生まれてから人喰症とわかった段階で
どんな子でも必ず実験にまわされます。
人喰症の方の体液には
私達普通の人間の傷を治癒する能力が
あります。
人喰症の人も自分の体液で
自分の体を治癒できます。
これからの医療発達の為に利用されます。
麻酔なしで解剖されたり、
銃で打たれたり、ナイフで刺されたり…
グロテスクなものが非常に多いです。
m「..だって…うぅ、グロテスク…
w「..お前、大変だったんだな…
顔を覗き込んで、頭をポンポンと撫でる。
?「..ぅぁ..っ…うぅっ…
唇を深く噛み、目からはポタポタと
雫が垂れてくる。
m「えぇっ?!ど、どうしよう泣いちゃった!!
w「ちょっ..?!お、俺小さい子の世話とか
. わからんって!!
m「俺も知らんよ?!だ、抱っことか?!
w「抱っこ…?!よいしょっと…
あまり食べさせて貰えてないのだろう。
その子はとても軽くて、
手足は細く、お腹も肋が浮き出ている。
ただ、お顔はまん丸で
可愛らしい顔をしていた。
w「これで男の子…
m「大丈夫?お腹すいてない?
motokiが問いかけると
首をぶんぶんと縦に振る。
m「よかった。
w「..なぁ、お前…俺の家来るか?
m「俺も言おうと思ってた。
?「、!?
w「このまま放置ってわけにもいかないし…
. 来る?
俺がそう問いかけると首をまた
縦に思いっきり振る。
m「ん、もう辛い思いさせないからね。
. 大丈夫。俺らが守るからね。
俺の腕の中にすっぽり収まっているその子
の頭をmotokiをよしよしと撫でる。
されるがままに嬉しそうな顔を浮かべる。
m「番号で呼ぶのなんか嫌..だよね。
. なんか案ない?
w「ん〜…今日の..なんか…
頭を捻らせ、考える。
今日の…なにか今日の特徴…
w「..今日涼しいよね!
m「そういえば虹架かってたよな。
w「..ryoka…とか?
. 涼しいに虹が架かるで。
r「!!!
嬉しそうな表情、にこやかになる。
w「よし!これからはryokaね!!
m「じゃあ..俺らの名前…
. 俺はohmori motoki。
w「俺がwakai hiloto。
r「motoki..さん、?hilotoさん、?
w「えっ?!喋れるの?!?!
r「あれっ..?!僕喋れてます?!
m「なになにどういう事?!?!
r「僕..言葉は理解していたんですけど…
. 何故か喋れなかったんですよね…
. ストレス..?みたいな事言ってました…
w「日本語流暢すぎるでしょ。
r「そうですかね…、
m「というか、タメ口でいいよ。
. そんなに畏まらなくても。
r「あっ..えっと…わかっ..た、?
w「そうそう。ま、こんな胸糞な所
. ずっと滞在したくないし、
. そろそろ撤退しなきゃバレるし。
. 帰るか。
m「そうだな。帰ろ。
r「..あ、あの…、 ありがとう、!
w「ん、いいよ。
m「これからは家族だからねん。
r「そういえば2人ってなにしに来たの、?
w「…あ〜…
俺らは2人で顔を見合わせる。
m「…まぁ、お仕事…?
r「へぇ!なんの?
w「…こ、殺し..屋…
r「? へぇ〜!そうなんだぁ!
わかってなさそうでよかった。
この子にまで否定されたら…
謎。
コメント
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僕も一緒行くわ!!💛ちゃんずっと喋れなかったのによく喋れるなWWWW5歳でそれはすごいぞ
すきすぎ私も一緒に住みたい
ぎゃんかわ( ´ཫ` )