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唐突すぎるR15 笑
まさかの二話目にしての、朝っぱらラブホテルに行くとは思いませんでした……
まぁ、これが書きたかったんですけども。
二次創作、キャラ崩壊、下手な喘ぎ声、
r15表現含みます。
(今回は少し、ですが)
また、ちょいと恥じらい表現が入ります。
以上のことが無理でしたら、この先にはお進みにならないほうが……
それでは、どうぞ!
………………
太「……で、君に言われた通りやってきたのが」
太「ここってわけ?」
ド『その通りです。』
派手な蛍光灯、立ち並ぶ屋台、ひかと輝く目立った看板に囲まれたネオン街。
まだ朝方なため、当たりが明るくここの賑やかさも幾分マシになっているが、
真夜中となればさぞ目立つことかな。
征くへもなく、ただ世を徘徊する人がふらりふらりと寄って集ってやってくるであろう。
そんな街中の最中にある、大きなホテル。
全体が仄かなピンク色へと染まった、見るからにそういう類の人々専用のホテルのある一室。
所謂、ラブホだ。
その部屋で、フョードルと太宰は体制を崩しながら向かい合っていた。
太(暇が潰せると言われてやってきたのが、まさかのラブホか……)
太(一応、“ はじめて ” なのだけど)
何となく、雰囲気とかその他諸々とかは気にすると思っていたのだが、
そんな風でもないみたいだ。
太(なんかちょっと意外……でもないか?)
別に“それ”をすること自体は満更でもないのだが、何となく気になったので突いてみる。
少しの不機嫌も混ぜて。
太「いやぁ、ね?」
太「別にそういった事をするのは良いのだけれど、雰囲気といったものがあるじゃない?」
見なよ、と、カーテンの向こうを指差す。
カーテンの向こうには、つい先程昇ったばかりの太陽が爛々と輝いていた。
勿論、沈む気配なんてさらさらない。
ド『太宰くんは気にするんですか?』
ド『……あんまり、関係ない気もしますが』
そう言いにんまりと笑ったフョードルに、何か悪い予感が背筋を通った気がするが、
割り切り無視をして話を続ける。
太「気にしない、と言ったら嘘になるね」
太「それに、別に関係なくもないでしょ。大抵、そういうのは夜じゃないの?」
太「まぁ、概ねどちらでもいいけど」
そう言い終わったあと、太宰は怪訝そうにフョードルを見つめた。
太(関係ないって、本当にそう思ってるの?)
太(結構常識的な問題ではあるのだけれど)
太(……まぁ、常識なんて今更か。)
此奴に常識だの何だのと問うほうが間違っていたと、思い返す。
おそらく知ってはいるのだろうが、フョードルにとってはどうでも良いのかもしれない。
それでも、やっぱり引っかかるものは引っかかるのだ。
太「理解はできないけどね」
ド『受け入れられない、と?』
太「別にそんな事は言ってないでしょ。ただマジかと思っただけ」
ド『……引きました?』
太「まさか。こんなことで引いてたらこの先持たないでしょ」
ド『ふふ、その通りですね』
やんわりと微笑んだフョードルを見て、太宰も釣られて微笑む。
そのまま、静かに二人向きあった。
誰も、何も話さない、静かな空間が流れる。
気まずいとかは、全くないが。
太「……フョードル、いつまで見合っているつもりなの?もう時間は結構立ったけど」
二人が見つめ合い続けて、はや十分ほど。
本当に何も無いので、早々に飽きた太宰が声を上げる。
ド『おや、もうその位経ちましたか?』
太「あぁ。案外長かったね」
ド『それは……確かにそうですね』
一向に始める気のないフョードルを不思議に思いながら、話題を切り出す。
太「……それで、やらないのかい?」
ド『えぇ、そうですね。雑談ばかりもつまらないですし、そろそろ始めようとしますか』
ド『……チェス、を』
太「……はぁ?」
全く見当違いであったフョードルの言葉にぽかんと口を開ける。
その様子を見て、フョードルはさも不思議そうに顔を歪めた。
ド『ん?おや、どうしました太宰くん。やらないのですか、チェス』
太「……え、は?」
ド『一体何を考えていたんですか?確かに場所こそ“そう”ですが、僕は全然遊ぶ気でしたよ?』
ド『太宰くんも同じだと思っていたんですけど、ねぇ太宰くん?』
ド『君は何を考えていたんですか?』
太「ッッ~~~!」
ようやくフョードルの言葉を飲み込んだとき、一気に顔に熱が集まるのが分かった。
同時に、フョードルが時々にんまりと笑っていたことの意味を知る。
絶対に、チェスをするためだけにラブホに来るわけなんてない。
ここじゃなきゃフョードルにとって駄目だった。
きっと、フョードルは太宰を弄ぶ気でわざわざ朝の早い時間ここに呼んだのだ。
かぁッと、熱の跳ね上がり一瞬真っ白になった脳内でも、そんな事は丸わかりであった。
でも、なぜか。
チェスをするためなんて絶対に嘘だとも、
他の意図があったに違いないだろうとも、
口に出して言うことができなかった。
はく、はくと、声にならない声を出して、とても居た堪れなくて俯いた太宰に、
フョードルがゆっくりと近づいていく。
そして、太宰の顎を優しく掬い、目を向かせた。
ド『ッふふ…… 本 当 に 僕はチェスをするつもりだったのですが』
ド『太宰くんがその気であるなら、しょうがありませんねぇ』
ド『大丈夫ですよ、始めてですので優しくしますから、ね?』
断定はできませんが、と余計なことをこそりと後付しながら、
太宰の頬に手をやり、そっと口付ける。
太「ッ……ん、ぅ」
ふにっと、柔らかい感触が唇を通る。
突然口をふさがれ、息もできずに身じろぎ、逃げようとする。
それをフョードルが許すわけもなく、後頭部に手を当てられ、がっしりと固定される。
太(ぅ、なが……)
先程のことも相まって、上手く考えのまとまらない思考が、ふわふわと浮き始める。
ド『……』
太「…ッ、ん? ッふ ぁ 、あ…… //」
太(ッへ?あ、待って……)
太(フョードルの、舌、が…ぁ?! )
くちゅり、と生々しい音を鳴らして、フョードルの舌が太宰の口にぬるりと入り込む。
その舌は的確に太宰の弱いところを当てていく。
太「ぁ……// ん、うぅッ //」
最初は舌同士を絡め合って、歯列をなぞって。
口角を辿るように、ゆっくりと舌を動かす。
太「ふッ……ぅ、んぅッ// ぁッ、あ ///♡」
そして、下顎をつつ……と甘くなぞり、舌を思いっきり吸う。
太「ひッ// ぁ゛えッ、ッふぁ/// ……」
ド「んッ……は、ぁ」
じゅるッ、と、卑猥な音を立てて舌と舌が離れていく。
もうこの時点で息も絶え絶えの太宰を見つめながら、フョードルは微笑んだ。
ド『太宰くん、いきましょうか。もう既に大変そうですけど』
ド『まだまだ時間はたっぷりと残っていますよ』
ド『へばらないでくださいね?』
太「ッ……ん 分かっ、てるよ」
優しくする、とは何だろうか。
太宰はフョードルに連られるがまま、ベッドへと押し倒された。
………………
おし、疲れました!
もう夜遅いので寝るとします。
これからもちょくちょく書いていくつもりなので、よければ見ていってください!
コメントなどくれると、とっても嬉しいです……
それでは、また次の話で会いましょう!