ども!曲パロの箱管理人のまっちゃちゃんですっ!
私は、otouhu隊長に頼まれて管理人をしています!
コメント欄にリクエスト、待ってまーす!
そしてそしてこの作品は…
・キャラ崩壊
・死ネタあり
・CPあり
の3点セットとなってます!イヤーオトクデスネー
基本的に死ネタはちゃんと生存ifも書くのですが…書かない可能性もあり…
苦手な人はブラウザバック!回れ右!
行ける人だけ、この先にお進みくださいっ!
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ぴぴぴぴぴ…
目覚ましが鳴る。
「…6時か」
最近はあまり眠れていないから、よく眠れたと思う。自分偉い。
…と言っても、10分くらい前から起きていたけれど。
今日、学校休むか。
階段を降りる。休みの連絡を入れないと。
「練習は…休みか、よかった」
朝ご飯を食べる。いつもだったら咲希と食べるが、今は気分じゃない。すまん咲希。
「ふわぁ〜、あ、おはよう、お兄ちゃん!」
「ああ、おはよう咲希」
「……お兄ちゃん、今日学校休むの?」
「そうだが、すごいな、わかったのか」
「うん…ねえ、お兄ちゃん!何かあったら相談してね!」
「…!、ありがとう、咲希。俺は大丈夫だ。」
口の端をぐーっと上げて、目を細める。
あれ、
どうやって笑うんだっけ
「うーん…」
最近、お兄ちゃんがおかしい。
何を言っても返ってくるのは「ああ」とか「そうか」ばかり。
いつもだったら、おはようって言ったら、元気よく返してくれるはず。
おかしい。
まるで、この前失恋したAちゃんみたいな…
「えと、咲希、大丈夫…?」
「みゃっ!?って、いっちゃん!おはよ!」
「おはよう、咲希」
「えと…なにもないよよよよよよよよ」
「何もないわけないでしょ」
「しほちゃん…それにほなちゃんも…」
「ふふ。咲希ちゃん、おはよう」
「で、なにかあったの?」
「…うん。ねえ、みんな。お話、聞いてくれる?」
「「「もちろん」」」
アタシが体験したことと、お兄ちゃんの状態についてみんなに話した。
「それは…」
「重症だね…」
「……ねえ、咲希ちゃん。その、『失恋したみたい』は、あながち間違ってはないと思うよ」
「そーだよね!ほなちゃんもそう思うよね!ん…でも、ただの失恋じゃない気がする…えと、あれみたいな…」
「………きゅうくらりん」
「ほえ」
「きゅうくらりんって曲があるの。可不が歌ってるんだけど。アミクバンハサイコウダカラキイテネその曲の女の子の状況が、今司さんが置かれてる状況と似てるな、と思って…」
「そ、それだー!!!!ね、ねえ、いっちゃん!その女の子、最後にはどうなる?恋が実る?」
「そっ、それが…
女の子、首をつって死んじゃうの」
「え…」
「その通りになるとは限らないけど、首をつるっていうのを選択しちゃうルートはないわけじゃない。そうなると大変だよ」
「そ、そうだね」
お兄ちゃんが、首を吊って死ぬ…?
なんで…?
「咲希ちゃん」
「ほなちゃ、」
「深呼吸して」
「ぁ、すーっ、はーっ…」
「大丈夫?」
「うん。大丈夫、ありがとう、ほなちゃん!」
止めなきゃ。誰かが、止めなきゃいけないの。
事の発端は一ヶ月前。
気づいてしまった。
俺は、類を好きだってことに。
俺は男だ。類も男だ。
そのことを言ったらどうなる?
「好きだ」と言ったら?
頭がぐるぐるする。
もう、何も考えたくな
「司くーん!ってあれ?どーしたの?なんだか、しょぼしょぼ〜んって感じがするよ?」
「そうだよ司。なんか困ってることあるの?セリフの表現の仕方?何でもいいけど、なんかあったら言いなよ」
「あ、ああ!ありがとうな二人とも!」
蓋をしよう。
穴が開けられないように、大きな袋にも入れよう。
気持ちが漏れ出ないように。
不安そうな類の視線は、気づいてないふりをする。いや、「まだ」気づいてはいない。
「単刀直入に言おう。僕は司くんが好きだ」
「急に呼び出したと思ったらなに…?頭でも打った?野菜ジュース飲む?」
「それはやめてくれ」
寧々が僕の前に野菜ジュースを出す。
まじでむり。ほんとうにむり。へるぷ。
「こほんっ、相談したいことがあるんだ、寧々」
「ん、わかった。ネネロボの機能追加で手を打とう」
「よかったよ」
「で?相談したいことって?」
「僕と司くんが付き合ったと聞いたら、寧々はどう思う?」
「うーん、別に何とも思わないかな。練習でもべたべたしてたらイラつくけど」
「じゃあ、司くんは僕の事を好きだと思うかい?」
「何とも言えない。」
「じゃあ最後。司くんに告白したら、受け入れてもらえると思うかい?」
「…わからない、ごめん。」
「いや、いいんだよ寧々。あ、ネネロボは預かっておくよ」
「うん。ありがと。また明日、じゃね」
「ああ、また明日。」
類にはもっとふさわしい人がいると思う。
俺なんかじゃなくって、もっと綺麗で、優しい人。
類には幸せになって欲しい。何より、気持ちを伝えて断られたら耐えられない。
でもいやだ。いやなんだ。
選びたくない。いやだ。いやだ…!
今俺は崖っぷちに立ってる。類は俺の命を繋ぎ止めていてくれている。
さっきの二択は、類と一緒に落ちるか、俺が手を離して類を地上に残らせるかの二択。
こんなの選べるわけ、ないじゃないか。
ならば…!
「おに、いちゃん…?」
「!?さ、き…」
「ねえ、何やってるの?お兄ちゃん!?!?」
意識が朦朧とする。咲希が焦っている。
「ごめ、ん」
「お兄ちゃん!!!!!!」
「好きだ」
「ぇ…?」
「…………」
「…ごめんね」
「ああ、わかっていt」
「僕、男って無理なんだよね。普通男と女じゃない?」
「ぁ、え…」
「そういうことで。ごめんね司さん!」
「…!?」
「ハッ!!」
汗をぐっしょりとかいて、髪の毛がぺたっと固まっている。
思い出せない、思い出せないけれど
「とても、怖い夢だったような気がする」
ばーーーんっっっ!
「お兄ちゃん!!!!」
「咲希!?」
「よかった、よかった…!」
いまいち状況が理解できない。どういうことだ?まじなに?
「もう、アタシの前から居なくならないでよね…!お兄ちゃん…!」
居なくならないでよね…?
わからない。おれはなにをした?
るい、るいはどこだ?
ゆめのないようは?
なにがおきた?
さきはなんでないている?
あ、もうむりかも。
きゅっ。
紐を天井にくくりつける。これくらいの高さなら浮けるだろう。
紐に手をかける。
ごめん、みんな。
許して。
「さよなr」
「司くんっ!!!」
「え」
そこには、息だえだえの類がいた。
「な、んでここに」
「咲希くんから聞いたんだ!その紐はなんだい!?」
「あ…これ、は…」
言わなきゃ
「これは…」
言わないと
「もしかして、首を吊ろうとしたのかい」
「!、なんで」
「司くん」
「こんな状況で言うのもなんだけど、僕は君が好きだ」
「えっ」
「だから言う。死なないでおくれよ。」
「え、あう」
嫌われてなかった…?
「だからさ、司くん」
「何があったか、聞かせてよ」
「ぐすっ…ああ…!」
「ほーらね。変わったでしょ?
なんか面白いね。他の運命も変えに行こうか」
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リクエストお待ちしています(●´ω`●)
コメント
5件
最後のなんか、なんていったらいいんだろう… 他の運命も…って言ってる人すっごい好きなんですけど!!