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さぁ君たち。
昨日50人アリガトッ記念ストーリーを上げた訳だが………
もう60人突破している(嬉しい)
ありがとうございます!!!
んもう感謝感激雨あられ
というわけで今回も百合どぇーす
まぁ安定にサイコパスタです
んで今日は雨が降ってるんで雨モチーフにしまぁーす
イェイッ
それではどーぞ!
今日は雨が酷い
家が壊れそうなほど雨風が強い
「そういえば…」
懐かしい記憶を思い出す
私には最愛の恋人がいた
アルビノという名の真っ白な彼女
周りからも綺麗な少女と呼ばれていた
それくらい彼女はキレイだ
でも彼女は体が弱く、1年に1度しか外へ出れない
一ヶ月に一回は手術を適度に行っていた
それでも彼女は私に手紙を書いてくれる
薄暗い病院の中で、1人寂しく筆の音を書き鳴らす。
そして私が仕事を終わらせ、急いで病室に入ると
彼女は満面の笑みで
『おかえりなさい!』
と言う
私が ただいま と言うと弱い足を動かしこっちに来ようとしてくる
危ないから毎回私が近くに駆け寄りハグをする
上司の嫌がらせにも、社会的な苦しみも、家族からの虐待も、全て彼女の笑顔があれば幸せに変わった。
でも毎日来れるわけでもなく、
来れるのは1ヶ月に5回だけ
それじゃないと上司は許してくれない
彼女の手術費の為、彼女の笑顔の為、彼女の人生の為にもお金を稼がないといけない
3ヶ月に1回の給料で10万
彼女の手術費は1回で6万
そのくらい全然余裕だった
私はそれくらい彼女を愛していた
ある日の夜、私は仕事が長引いてしまい病室に行くのが遅れてしまった
寒い冬の日、雨で体温が酷く下がっている中息を切らして病室に向かった
急いで ただいま と言うと、彼女からの返事はなかった。
急いでベッドに向かい、顔色、血糖値、血圧、全て確認した
電波が悪いのか、全て機会は作動せず
ナースコールを呼んだ
でも何分待っても看護師は来ない
私は焦って、肌の体温を確認した
酷く冷たかった。
まるで人間じゃないような温度
これじゃまるで死人じゃないか。
今思えばベッドの体の向きが違う
北向きになっている。
そして服は裏返し、布団も裏返っている
私は確信した。
死んでしまったんだと。
状況が理解できなかった
昨日まではあんなに元気だったのに
笑顔でおかえりと言っていたのに
死とはこんなに突然来るものなのかと
気持ちが整理できず、そのばに座りこんだ
本当に死んでいるなら何処かに何か書いてあるはず
そう思い病室の当たりを見回した
そして…
彼女が書いている手紙の山を見つけた
私は無意識に手紙を手に取り、1枚1枚丁寧に呼んで言った。
x月x日
『今日はとても天気が良く、朝日が気持ちいです!
○○さんはお仕事頑張っていますか?
私は今日手術です
何度も何度も経験したので、もう恐怖は無いですが…少し怖いです
なので、いつか○○さんに読んで貰えるように手紙を書くことにしました!
いつか、見つけたら呼んでください
それではそろそろ時間なので失礼します』
x月x日
『手術、無事成功しました!
かなり大掛かりなものになってしまい、2週間ほど手紙を開けてしまいました…
申し訳ないです!
でも、今日からまた書けるようになります!
なので頑張って書きたいと思います!
三日坊主克服できますかね?
○○さんどんな反応するかなぁ〜』
x月x日
『聞いてください!
今日は雪が降ったんです!
外で小さい男の子が雪だるまを作っていて微笑ましかったです!
私もいつか○○さんと作ってみたいです!
もし退院出来たら一緒に作りましょう!
私もう雪だるまの名前は決めてるんです!
ゆき五郎…とかどうでしょう!
あ、ゆき五郎は雪兎につけたいです…
じゃあ雪だるまは…ゆきざえもんで!』
x月x日
『今日は来てくれてありがとうございます!
お話出来て楽しかったです!
お仕事頑張ってるみたいですね
私も影から応援したいと思います!
フレーっ!フレーっ!
○○さーん!!
…届いているでしょうか??
また会える日を楽しみにしています!』
ポタッ……ポタ ッ…
自然と涙が出てくる
少し汚れた字で一生懸命書いてくれたんだと
必死に伝わってくる
今思えば仕事なんて放棄し、早く会いに行けたはず
もしかしたら…最後に話せていたのかも知らない
会いたかった
話したかった
冷えしった病室で
静かに涙の音を響かせている
『ッ…はぁ…ッ…はぁ……』
「?!」
微かに息が聞こえる
急いで彼女の方を振り返った
『っ…はぁ……○○さッ…ケホッ…』
「!…待ってて!今ナースコール押すから!」
きっと何かの奇跡なのだろう
もしかしたら、普段の頑張りが神様に届いて、最後のチャンスをくださったのかもしれない
こんなチャンス逃せるわけない
絶対、命を懸けて彼女を守りたい
それが彼氏ってもんだろ
「早くっ…早くぅ..ッ…!!!」
『…』
×××視点
今日は大掛かりな手術があった
成功率がかなり低い
無事に成功したが、私は意識を喪ってるらしい。
心肺停止状態なのだとか。
一応、生きてはいる
確か今日は○○さんが来る日…
でも仕事が長引いてるみたい…
今日は来れないのかな
「ぅッ…ぐ……グスッ…」
「ごめんねッ……×××..ちゃん…ッ」
あれ…誰か泣いてる?
この声は…○○さん…?
来てくれたんだ…早く起きたいな
早く、…
○○さんと話したいな
ぁ…なんか…段々と意識が…
○○視点
「待ってて…ッ大丈夫…助けるから…」
『…○○さん…ッ』
「早く来てよぉ……ッ」
精神状態があやふやな状態で、医者と看護師を待っている
かれこれナースコールを50回は押した
他の患者が寝ているところ申し訳ないが、今はそれどころじゃない
1つの命が助かるかもしれないんだ
私の、命より大切な人が
[どうされましたか!]
「!!」
「よかっ…たッ…」
[一体何が…]
「×××…ッ…」
「起きました……ッ」
『… (ニコッ…』
[?!!]
[良かった…少しお待ちください!]
[今医者を…]
「良かったよ…ッ…×××…」
『はい…』
「助かって…良かった…」
『…ありがとうございます…』
しばらくして、医者が来た
少し検査をするから待っていてくれ
そう言われて今は病室の前で待機している
3時間もの長い検査
静かな病院の待合室で…
彼女との再会を待っている
そして……
[…検査、終わりました]
「!…×××ちゃんは…!」
[ご無事ですよ]
「…!!!」
『○○さん…』
「×××ちゃん…ッ」
ぎゅっ…
「生きててよかった…」
『すみません、心配かけて 笑』
「ほんとだよッ…もぉ…」
ただ、今は生きていてよかったと心の底から思っている。
今は世界に感謝しかできない
1つの大切な命を救ってくれてありがとうと
そして、温もりを保った彼女を抱きしめることしか出来ない
『○○さん、聞いてください』
「ん、…どうしたの?」
『私…退院出来ます。』
「…ぇ..ッ」
夢なのかと思った
彼女からの一言の声
感情がバラバラだ
ただ嬉しいとしか、
いや、びっくりしたが…1番の感情なのだろうか
多分、いや、絶対にそうだ
「なんッ…で…」
「ぁいやッ…嬉しいんだけど…」
「ぇ…ッと…どうしてかな…って…」
「ほ、ほんとに嬉しいんだよ…?」
『ふふっ笑 そんな慌ててる○○さん初めて見ました 笑』
『私、今日大掛かりな手術をしたんです』
『その手術の内容が、私の体の悪い部分、害を持ってる部分を全て取り替える手術だったんです』
『それがたまたま成功したんです 笑』
「…!」
「そっか…良かったよ…ッ」
神様はここまで私たちにお告げをしてくれるのか
もう嬉しくて涙が止まらない
『手紙、見ました?』
「うん、見たよ」
「雪うさぎと雪だるま、作ろうね」
『はい!』
「なんてことがあったなぁ」
『なんのことです?』
「ぅわぁッ…?!」
『むッ…なんでそんな驚くんですか…』
「ご、ごめんびっくりして…」
『んもぉ…』
『で、なんのことです?』
「ぁ〜…ん〜…内緒」
『えぇ〜!気になります!』
「だーめっ」
『もぉ…○○さんのけち…』
「あ、そんな悪い子にはデザートのプリンはあげられないなぁ」
『え?!買ってあるんですか?!』
「あげるとは言ってないよ?」
『んむぅ〜ッ…..』
「うそうそwそんな拗ねないで?」
『じゃあ…プリンは…』
「食べよっか」
『!!…はい!』
『あ、ゆき五郎にも餌を…』
今はすっかり元気になった彼女と結婚をし、同棲している。
そして子供は産めないということでゆき五郎という名の真っ白なうさぎを飼った
今はその3人で幸せな家庭を築いている
うむぅー疲れた。
でもなんか久々にちょっといい作品ができたような気もしなくもない…
てか最近投稿頻度高いな
もうちょい低めにしようかね〜?
まぁとりあえずここまで見てくれてありがとう!
おつにだんごー!