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嘘じゃないよ＿

第5話 - 第5話はっぴーえんど(1)

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2025年01月07日

#🍏

ぱ

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o.m side

今日の若井の様子がおかしい。

僕…なんかしちゃったっけ、？

でも、とりあえずレコとり終わんないと…

『若井ー』

『若井、？』

『若井！！！！！！！！』

「、！！…何、元貴、？？笑」

ほら、

やっぱりいつもと違う様子の若井。

いつもなら＿

💭 💭 💭

『わかーーい。』

「はいはーい？」

『そこもうちょい音欲しいかも。』

「了解ッス！」

💭 💭 💭

＿すぐ反応してくれるのに。

『ほんとに今日どした、？？』

『まじでギターのレコはさすがに今日とり終わってもらわないと困るんだけど、』

「そんなｯ急に今日って言われたって、無理に決まってんじゃん…、」

いつもと違うピリピリとした空気に流され、

つい若井に強く当たってしまった＿

『ならもっと自主練すればよかったんじゃない？』

「 …ん、…に.．も、…る．、、ゃ、…」

この期に及んで言いたいことをはっきり言わない若井に更にイライラが募る。

「何でも出来る元貴に俺の気持ちなんか分かるわけないじゃん！！！！！！」

「所詮何やっても元貴に勝てない俺が！！」

「…何やったって結局水の泡になるんだよ、」

「元貴に俺の気持ちは分からない」と言われ、

少しだけ左胸がズキｯと痛むのを感じた。

色んな考えが頭の中でグルグルと回って、

ぼーっとしていると＿

「頑張ったって…もう元貴についていけないんだよ、」

ついにこの言葉を言われてしまった。

『、ぁ…わかｯ、、』

「…ごめん、今レコできる状態じゃない、」

「ちょっと…1人に、…させてほしい、」

突然のことで唖然としながら

そんなことを考えていると

「…外の空気吸ってくる、」

そう言い残した若井は今にも泣きだしそうな顔を装うようにニコッと作り笑いをし、出ていってしまった。

こんな時まで好きな人（若井）のこと傷つけて、、

僕ってどこまで最低な人間なんだろう、笑

飲み物を買いに行ってた涼ちゃんが若井とすれ違いで帰ってきたらしく…

〈さっき泣いてる若井とすれ違ったけど…なんかあったの、？〉

さっきあったこと、今の僕の気持ち…

全部を涼ちゃんに話した。

自分でも分かってる。

大切なバンドメンバーを…

親友を…

普通の男の子を…

好きになることなんて＿

可笑しいってずっと気付いてるのに見て見ぬフリをし続けた結果がこれ。

ほんと哀れで滑稽だな、

しばらく悶々と考え込んでた涼ちゃんが口を開いたかと思うと＿

〈もうさ、滉斗に告っちゃえば…？？笑〉

『え、なｯ…？？//』

〈ほら、若井のこと好きなんじゃん？？〉

ふと涼ちゃんの顔を見るとすごい嬉しそうにニコニコしていて、一生懸命考えてくれた案を簡単に否定することは僕には出来なかった。

『わ…かっ、た…//』

『明日またレコあるから…レコ終わったら告白してみる、！』

〈！！…頑張って元貴！！笑〉

〈僕も…陰ながら応援してるよ！！笑〉

『…ありがと、涼ちゃん！！笑』

いつも‪”‬若井‪”‬呼びの涼ちゃんが〈滉斗〉って言ってたのに嫉妬したのは心の中に閉まっとくことにした。

さて。

家に帰ってきたとて

特にやる事もなく

黙々と画面と向き合い続ける。

あ、そーだ。

3人でインライする…って口実で仲直りすればいいんだ。

なんとかOKをもらい、心を躍らせながら

先に涼ちゃんと2人でインライを始める。

しばらくコメント読んだり、雑談をしていると

「やっほー笑」

『あ！！やっと岩井来た！！！笑』

「岩井じゃねーよ⁉️⁉️笑」

さっきよりも元気そうな若井の顔を見るとつい虐めたくなってしまうのは僕だけだろうか。

なんだかんだ仲良く雑談(？)していたが＿

〈ちょっと僕眠いからもう寝るねぇ～〉

〈おやすみ、みんなぁ～🥱🥱〉

…涼ちゃん、？？！

まってまって

2人でインライとか久しぶりすぎてどーしよ、

変なこと言わないようにしないと…

とりあえず…コメント読むか、

さーっと読んでいると‪”‬僕にとって‪”‬好都合な

コメントが目に入った。

『「お2人は交際されてますか」？？』

『あ、僕たちですか？？』

『＿はい。』

「おい！！！！！笑笑」

あれ、若井…否定しないんだ。笑

ちょっと嬉しいかも。

僕の中の嗜虐心が膨れ上がっていくのと共にいつの間にか心の声が漏れてしまっていたことがわかった。

『…だって若井の寝顔写真持ってますよ？笑』

しまった。

やらかしたな～、と少し萎えていたが

コメントを見るとそんな気持ちなんかすぐに

忘れられた。

若井の可愛い顔が見たくてどんどん言動が際どくなっていき、…

ふと我に返り、画面を確認すると段々と耳から

真っ赤に染まっていく若井を見れた。

その後も若井を揶揄い続け、そろそろ真面目な雑談をしようとした。

が、もう手遅れだった。

「…まじで元貴可愛すぎて理性持たない、」

、、今なんて…？

『は』

「あ、え…ごめ、心の声漏れてた、？？笑」

ちょっと前まで強がってた、よね…？？/

『…もうインライ終わりにする、！！//』

…期待しても、いいってことだよね…？？

✄—————————-‐✄

はっぴーえんどは2つに分けます！！‪^_−‪;

嘘じゃないよ＿

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まじ、最高すぎますっ！泣

ぱ

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