皆の頬にまた涙が流れてた
沈丁花はこの組織名の由来の花であり、
俺たちがボスに出会って初めての誕生日にお金を貯めて贈った花だ。
「ねぇ、皆」
突然京が口を開いた。
「殺し屋続けるよね?」
俺たちは一瞬キョトンとした顔をしつつも
「続けるに決まってるよ」
という、倫の言葉に頷いた。
それから俺らは学校を退学した。
もちろん部活にも行っていないからバレー部には会っていない。
これからも会うつもりは無い。
学校を退学した俺たちは今も変わらず殺し屋を続けている。
毎日忙しいが結構楽しく過ごしている。
ボスとの思い出が沢山詰まっているあの家には今も住んでいて 遺書が置いてあったあの部屋も今まで通りにしてありる。
あの部屋を見ると沈丁花を眺めているボスの姿が見えてくる。
×年後
*Daphne odora* である俺たちに今日も依頼が来た。
今回の依頼内容は、ある人のボディーガード。
なんでもその人はバレーの選手で殺害予告をされたらしい。
バレー選手か、有名人も大変なんだな。
そんな呑気なことを考えていた。
あんなことになるとは知らずに…….
第1章終了です。
初めてのノベルでしたがどうだったでしょうか。
組織名の Daphne odora とはジンチョウゲという花の英語名です。
気になった方は調べてみてください。
ここまで見てくださった方々には感謝しかないです。
ありがとうございました。
第2章もやるつもりなので是非見てください!
有名なバレー選手を守ることになった
*Daphne odora* の運命やいかに!
第2章
「~再会~」
お楽しみに。