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「届かない手」
学校に行くともうグループが複数出来ていた。
クラスの雰囲気に馴染める自信はなかった。
☆「結城ゆづきちゃん…だよね!」
♡「え、あ、はい…?」
話しかけられるとは思ってもいなく、
自分でも驚くほどの情けない声が出た。
☆「移動教室一緒に行かない?」
♡「是非…!」
♡「えっと、貴方のお名前は?」
☆ 「私の名前は 早乙女 ことね ! 」
偶然にもことねという名前に驚いてしまった。
♡「ことね…ちゃん。よろしくね。」
それから日が経つことにことねとは親友になった。
☆「そういえば、私たち中学一緒だったよね!」
♡「え!そうなの!?」
☆「ゆづきって一ノ瀬さんと仲良かったよね」
♡「一ノ瀬…」
久しぶりに聞いた名前で少し戸惑ってしまった。
☆「あ…ごめん…ね。」
♡「全然大丈夫!!」
☆「じゃあ、聞きたいことあるんだけどいい?」
♡「え…うん…?」
☆「なんで一ノ瀬さんのこと助けなかったの?」
♡「…は?」