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『破れ』
??? 「…?!上様…?」
「何か…お気に障ることをしましたか…?」
mb 「”sn”様?」
sn 「あ…申し訳ございません、」
「唯…今、何か上様がお話になられた様な気がして……」
mb 「…たまには耳を傾けてみるのも良いかもしれませんね」
sn 「…そうですね、」
mb 「それはそうとして、今日は儀式の日ですよ」
sn 「え、そうでしたっけ、」
「それならもう行きましょう、?」
mb 「はい。出発の準備は出来ています」
シャンッと、高貴な音がした。
境内から人が居なくなる。
まるで、神様を迎え入れるかのように。
zm 「あれ…誰や?」
「……!雑面…」
思わず目を見開く様な美しさに
視界を奪われる。
雑面が風になびき
その隙間から見えた瞳には、間違いなく
“神”、と
そう刻まれていた。
zm 「彼奴か…?」
〈rbr、神様の使いっぽい奴見つけたで〉
rbr 〈ほんまか?〉
〈目、見えた?〉
zm 〈見えたで〉
〈間違いなく、神って刻まれとった〉
rbr 〈…ほな、そいつや〉
zm 〈彼奴持って帰ればええんよな?〉
rbr 〈そや、お願い出来るか?〉
zm 〈ふ〜ん!楽勝だぜ!〉
rbr 〈じゃ、城の医務室で待っとるな〉
zm 「で、何しとるんや?彼奴は…」
水色髪が賽銭箱の前に止まった
そして、
跪く。
いや、足に力が入らなくなったのか?
苦しそうな顔をしているが
でも、
zm 「心底楽しそうやな……」
水色髪の頬は歪み、
微かに口角が上がっているように感じる
それに、どうしてだろうか
自分自身、目を奪われてしまって。
何処も、可笑しいとは感じない。
シャンッ
気付けば、水色髪は此処を離れようとしていた
zm 「…!追いかけんと……」
境内に人影が見えたような気がしたが、
まあ、気の所為だろう。
儀式が終わった。
と、同時に意識が浮上する。
それにしても、
上様が仰っていた”刺客”、とは何なのだろう
別に、此処から逃げ出せる訳でもないのにな
可哀想に。
sn 「ようこそ、」
と、呟いてみる
同じ神の使いだと云うのに、
逃げ出して天罰が下らないのだろうか。
上様は、大分お怒りになられていた様だけど
『神の使いよ、我に耳を傾けろ』
sn 「はい…上様、」
『お主らは成し遂げなければならない事がある』
『もう一方の神の使いと、』
『出会え』
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