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薄暗い地下牢を、連合に渡された瓶を手に 進む
途中の柵の中には、数多くの軍人が捕らえ られていた
…ここじゃないんね
僕が行けと言われたのは、一番奥…
ナチと日帝が居るところなんね
コツ…コツ…
イタ王「…こんにちはなんね」
?? 「「ッッ…!」」
暗くてよく見えないけど、勢い良く振り返 る音がした。
イタ王「…尋問、始めるんね…ナチ、日帝」
ナチス 「…お前… 」
…やっぱ、こんな役目貰ってたら敵とみな されちゃうんだなぁ…
日帝「…貴方はいつの間にか、そんな重役 になられたのですね…笑」
そう思うよね
敵国の最重要者の尋問を担当するなんてさ
ナチス 「…それで? お前は何が聞きたいん だ?w」
イタ王「…」
日帝「先輩、強く当たりすぎでは…っ」
ねぇ日帝、それは何の心配?…
きっとナチの処遇を心配してるんね。僕がどう思おうが関係ないんよね?
…これはちょっと卑屈なんね…笑
でも2人にとって僕はもう、そんな存在なん ね。
それはナチと日帝のせいじゃない…
むしろ、彼らをここまで追い込んでしまった僕のせいなんね
イタ王「…これ、飲んでだってさ」
中身は知らない。
渡された瓶には50粒くらいのカプセルが入 ってて、
「これを飲ませてから質問しろ」
って言われたんね…
多分自白剤かな
日帝「…そう言われて飲むとでも?」
イタ王「…」
そりゃ敵の薬なんて飲まないんね…
無理に飲ませるのもなぁ…
でもそのまま持って帰ったらバレちゃうんね…
イタ王「…じゃあ良いんね」
後で僕が飲むからさ
日帝「…え?」
イタ王「これだけ答えて。 “2人はまだ戦える”んね?」
日独「「……」」
イタ王「…(戦えそうなんね)」
じゃあ、上手く逃がせてあげられれば、2人 だけなら助かるかもしれない。
戦争に勝てる状況かは分からないけど、隠 れて暮らせば可能性はあると思う。
このままだときっと… 処刑されるから…
イタ王「…」
ナチス 「…..なっ…!?」
日帝「えっちょ…どういうことですか!?」
イタ王「… じゃ」
隠し持っていたパンと水、??を放り入れ、牢屋を離れる…
早く自室に戻って”偽物の“報告書を書こう