今日もまた、俺は死にに行く…。
そしてゾムは止めに来る…。
なんだかんだこの生活も楽しくて、でもやっぱり辛くて、
でも、ゾムと一緒なら…ゾムがまた、止めてくれるのなら、生きててもいい気がしてきた。
ずっと、この生活が続くと信じている。老死するまで。
なのになんで…。
なんで
ゾムがおらんねや…?
ある日、突然ゾムが消えた。グルッペンもトントンも鬱先生もシャオロンもコネシマもみーんなどこにいるか知らんらしい。任務も入っていないらしい。ゾムはここの最高戦力、狙われることは少なくなかった。でも、ゾムがひとりで全員倒すか、一般兵が倒すか、そのどちらかだった。連れ去られたことは考えにくい。俺が自決しようと考え始めてから、昨日のように覚えているあの日から、ゾムは任務に行く時は報告してくれた。「俺は任務やから、その間に死んだら殺すからな」と理不尽なことを言われた。言われ続けた。約束した。ゾムは約束を破ったりしない、そう信じている。じゃあなんで…、俺に、俺が、俺が嫌いになって出ていった…?可能性は全然あるのが怖い…、俺はしつこかった。また、今日も助けてくれる…そう信じて毎回出ていたかもしれない。俺は…人を信じすぎたんか…?ゾムを…頼りすぎたかもしれない。もう居ないゾムのことを考えてもどうすることも出来ない…?でも諦めることは出来なかった。いつも助けてくれたから、まだ、お礼を言えてない。ゾムが消えたら生きる意味がなくなってしまう。少しでも楽しいと思えたなあの時間、空気感。まだ続けていたい。まだ…
ということで、勝手にゾムの部屋を漁ることにした。ドアの前に立ってなにか違和感を感じながら、一応ドアをノックして入ろうとした。すると、ドアの隙間から冷たい風が吹いていることに気がついた。
rbr「今、冬だとはいえ…こんな寒いもんか?」
と、口に出していたらしい。
返事が返ってきた。
?「開けたら怒られんで、」
声的にシャオロンだろう。なぜ怒られるのか、ゾムがいるから?それとも…
コメント
11件
めさめさ好みなんだが?zmさぁぁぁぁん!急に消えたらrbrさんの精神がもっと終わっちまうでしょうよぉぉぉぉ!(うるさくてごめん)
最高…!もっと感想伝えたいのに!語彙力がなああい…
どういうことだー?最高な展開!そして短編集あげたぜ⭐︎