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目の前には奴が居る。
僕はあの日…今までに感じたことの無い恐怖を全身で味わった。恐怖のあまり胃液が逆流するほど酷く怯え狂い悶えていた。
今の僕は違う…あの時のような”弱い僕”なんかじゃあない…
僕は成長した…。そして今…長い数十日の旅の果て奴の目の前に立っている。
既に攻撃は仕込んである。僕が独自で生み出した『法皇の結界』これを回避するのは完全に不可能
少し触れただけで大嵐のあの雨のようにエメラルドが命中する。それを避けようとまた触れ…の繰り返し…。強いて言うなら…籠の中の鳥と言った状態だ。
花京院)出してみろッ!!スタンドをッ!くらえッ!DIOッ!半径20Mエメラルドスプラッシュをーーッ!
僕は奴に向かって叫ぶ。全ての思いを込め。
DIO)(随分と成長したようだな…。花京院。このDIOに再度忠誠を違えば助かった身だったのにな。)
DIO)(貴様には…死んでもらう。)
DIO)良かろう…我がスタンド『世界』の真の能力をッ!!
『ザ・ワールド』ッ!!
その瞬間…この世界から音も動きも何もかもが感情を失ったかのようになり静寂に包まれた。
DIO)まだまだ短い時間しか止められないが…いや、時が止まってる中秒数を数えるのもおかしい話だが…
DIO)貴様を殺すのには充分だ。自分が既に死んでいるという事に気づけないなんて。
DIOは自身のスタンド『世界』で花京院の腹へ拳を思いっきり叩き入れ貫通させた。
DIO)そして時は動き出す。
花京院)ッ!!?
花京院は一瞬にして近くの給水タンクへと飛ばされた。
花京院)グハァッ…(どういうことだ…訳が分からない…あぁ、声も出ない…手も足も…動かない、)