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蝕まれてしまわないように

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蝕まれてしまわないように

5 - 最期は少し焼け残るくらいが丁度良い

♥

112

2025年03月17日

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c「あ〜…疲れた」


やっと4限まで終わった。椅子に座ったまま伸びをして、給食の準備をする。


s「まだ4限なのに疲れすぎやろ」


c「まだやなくてもうなんやって、もう4時間も勉強してるんやから」


s「休み時間もあるから詳しくは…」


c「あーーはいはい、いい いい」


隣だから俺が教科書を見せたりしていたら一気に仲が深まり、ショッピは馴れ馴れしくなった。


今のように俺の間違いを指摘ばっかしてきて馬鹿にするように笑っている。


面倒臭い。やめてほしい。まあ、こういうやり取りも楽しいのだが


c「…お、今日給食カレーや、やった」


s「…えー、カレー?」


c「ショッピカレー嫌いなん?珍し」


s「別に嫌いな訳ちゃうけど…服とかに付いたら匂いつくし汚れ落ちづらいし大変やん」


c「なんかショッピお母さんみたいやな 」


s「うるさい」


…なんだかこういうやり取りするのは久々な気がする、すごく楽しい。


そもそも俺はそんなに友達が多いわけでもないし、本心で話せる友達、というのは俺と違う中学に行ったヤツくらいしかいないと思う。


久しぶりに本心で話し合える友達ができた、そんな事実だけでも嬉しくて、頬が緩んでしまう。


s「…何笑っとるん、キショいで」


c「はー?ひど、ショッピやって笑っとるからキモイー」


ケラケラと笑いながら冗談を言う。やっぱり思っていることをそのまま口に出すのはなんだか慣れなくて。少し口の辺りが変な感じ。


s「はー、おもろ。ほら、給食当番来たから並ぼや」


話している内に給食当番が来たようで、ショッピは布巾が乗った自分のおぼんを手にした。


それを見て俺もお盆を手に取り、最後列に並んだ。











こっちの方めちゃくちゃ久しぶりの更新なっちゃいました、ごめんなさい


卒業式の練習などで忙しかったのですが、今日卒業するのでこれからもっと頻度が上がると思います



この作品はいかがでしたか?

112

コメント

2

ユーザー

ほっこりショピチノかわいいですーーーー!!!

ユーザー

卒業おめでとうございます!!!

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