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(次の日)
この場所に入れるのもあと10日程.
思入れのある場所もなければ人もいない.
強いて言えば司先輩や草薙、暁山や神代先輩,白石…… ぐらいだが 、、
父さんの話によると年に何回かは
帰って来れるらしい.
その時に会えば寂しくともなんともない.
それに、行くだけでメッセージは
受け答えできるからな .
こんなことを考えていると司先輩がやってきた.
「 おぉ ! 冬弥 、 おはよう!!!! 」
相変わらず司先輩の声は張りがあってかっこよく、尊敬する.
「はい、司先輩。おはようございます.」
「もうすぐ行くのだろう?」
「はい…」
「寂しくなるな!…だが、安心しろ!
毎日電話をかけてやろう!!!」
本当のことを言うと司先輩達と別れるのは寂しさがある…..が、電話してくれるなら、頑張れそうな気がしてきた 。
「はい.ありがとうございます.(満面の笑み)」
「冬弥もよく笑うようになったな!!!
彰人にはもう言ったのか?」
「あ ……」
その話題は1番出して欲しくなかった.
俺は…
「東雲さんには言っていません.」
関係…… ないんだ 。
もう 。
「ん? 東雲さん? ま、まぁいい。
オレが言ってやろu((((フグッ」
「やぁ、青柳くん。」
「神代先輩も…おはようございます。」
司先輩何か言いかけたような……?
「司くん、それは辞めておいた方がいいんじゃないかな?」
「んぐ、な、何故だ??」
「誰にだって言われて欲しくないことがあるだろう?それと一緒さ」
「う゛っ、分かった……」
何を話しているのだろうか…
「そろそろ失礼するぞ!冬弥!
いつでもショーを見に来ていいからな!!!!!!」
「相談がある日前後365日、いつでも来ていいからね︎︎︎︎❤︎」
「はい。ありがとうございます.失礼します.」
いつも通りで清々しい.
なんて 綺麗なんだ 。
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(残り2日の彰人視点)
「はぁ~……」
ココ最近ため息ばっかでなんの
面白みもない 。
言っちゃ失礼だけど星愛は冬弥と似てるけど歌が超絶下手で、料理がめちゃくちゃ上手でこんな見た目だけどめちゃくちゃ馬鹿だ 。
何もかも冬弥と違うし、なんにしろ
” RAD WEEKEND を 超える ”という
夢を叶える、叶えたいと思う心がない.
そんな奴とは一瞬一時だって歌いたくない.
「 な ~ に溜息ついてんの? 順調? ……
な、わけないか 。」
アイツは兎に角やばい。
気持ちも歌唱力も存在感も全てないから
杏やこはねも困ってる、
本人に相談してみたけど俯くばかり.
なんでこいつと組んだんだっけ……?
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(回想シーン)
「ねぇ ……」
こいつ誰だ…オレ寝てんだろ……
見えねぇのかよ…
それに今誰とも話したくねぇんだよ.
「はい、なんですか?」
「私、彰人くんが好きなの。だから
新しい相棒にして。」
……は?こいつ何言ってんだ ?
「えっと…ごめんね、それはできないんだ」
「なんで 。 私だったら努力するし何があっても隣に立てるほどの実力を出してみせる。」
今は冬弥が …… あ、もう居ないんだった.
なら、こいつでも ______
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あ ~゛軽ノリだった……マジ無理…
「あ、ていうか聞いた? まぁ彰人なら
聞いてるだろうけど。」
「は?何をだよ?」
「冬弥のことー」
あ~あいつの……
「興味ねぇし知らねぇ。」
嫌な記憶思い出しちまった…
辞めろよな……凹ぞ
「ふ~ん…以外 、 別れは惜しまないタイプなんだ~」
……は?別れ?? 別れってなんだよ.
「なんだよその…別れって……」
「え?興味無いんじゃないの?
冬弥、引っ越すんだって、」
引っ越す……?聞いてねぇよ
(お前が興味ないって言ったんだろ)
ま、まぁどうせ近場だろ……
「パリに行くからなかなか会えなくなるんだよね~明日こはねと飛行場で冬弥お別れ会するんだ~鳳財閥が2時間貸し切ったんだって~」
……は????パリ??どこにあんだよ…
もう会えないってことか?
オレは一生あの女と歌い続けねぇと
いけねぇのか???
そもそもなんでパリ?高校生なんだから
一人暮らし出来んだろ……もしかして
オレが嫌だから……?
オレがあんなことしたから…止めなかったからお前は行っちまうのか……?
「おい杏。明日のお別れ会何時からだよ」
「え、彰人来るの?」
「……」
「ま、まぁいいけど…朝の5時から7時までやるんだって~」
「朝か…… ま、まぁ …行かねぇけど、」
「は!?なんで聞いたの~!」
朝ね……
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(朝4時半とやぴっぴしてん)
今日は快晴だ . 多分 .
俺は今司先輩から見るなと言われ
暁山に耳を塞がれアイマスクをしている.
俺のためにショーをしてくれると言っていた.ものすごく楽しみだ.
今日来るのは確か…司先輩、神代先輩、白石、小豆沢、鳳さん、草薙、暁山、日野森さんに咲希さん 、絵名さんに …… いや、彰人は誘っていない.
なんで考えてしまったんだ……
せっかく忘れていたというのに、、
「とーやくん♪準備いーよー!」
(5時ピッタリ)
ビー _____
「あるところに、1人の若者がいました.その若者はヴャイオリンを習っていたが、大嫌いでした.そこで、1人の女子と出会いました.」
「私にそのヴャイオリンの音を聞かせてくださる?」
「すみません、俺は引きたくありません.」
「あら、どうしてですの?」
「ヴャイオリンが嫌いだからです.」
「そうなのですね.ならば私と歌いませんか?」
~~~~~
「っ!、、」
なんだろう……この若者は俺とてつもなく似ていると思う .
司先輩のショーはやっぱり素敵だ.
だが、別れのショーがこれなのは少し気持ちが沈んでしまう.
いいや、ダメだ. 折角行ってくれてるのだから楽しまないといけない .
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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「どうだっただろうか!!ショーは!!」
「はい、凄く素敵でした .本当にありがとうございます.」
「…… そうか…そうだったか、、」
司先輩が俯いている…言葉を間違えただろうか、、
「青柳くん、ショーは楽しくなかったかい?」
「えっ?! 楽しかったですよ、楽しみました.」
「う~ん,でも冬弥くん、笑ってないよ~?」
えっ、?俺は、、笑えていない?
「青柳くん、無理に楽しまなくてもいいんだよ、好き嫌いには人それぞれなんだ.今回は好きではなかった.それでもいいんだよ.僕達は役者さ。率直な意見が聞きたいんだ.」
「……すみません、このショーはいつもならきっとものすごく楽しめなんです.だけど、、」
「……そうだったな、冬弥はああだったからな.」
「このショー自体は嫌いではない、ということなんだね.良かったよ.」
「いえ、こちらこそありがとうございます.」
「そろそろフライトなので行きますね.」
「えっ!?もう!?彰人来てな…あっ!?」
彰人……?俺は誘っていない…
来るはずがない .
「杏ちゃんシー!ダメだよ!」
「ご、ごめんこはね~(💦)」
「悪ぃな…遅くて .」
彰人……?
「あ、しのののめくん!」
「彰人じゃないか!!!」
「彰人……(ボソッ)」
「お、おぅ ……(手振)」
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少なくてごめんなさい😭
Xやってるので見てくれたら幸いです💦
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DM応答は控
コメント
5件
間違っていたら申し訳ないのですが、貴方本当にあるけさんですか? もし違った場合、イラストの無断転載ということで違反に生じます。第一あるけさんご本人はイラストの無断転載を固く拒否しています。また、貴方が使っている他の絵師様のイラストは転載の許可をちゃんともらいましたか?名前は個人の自由だと思われますが、アイコンの配慮はお願いします。また、違った場合、他の作者装うのはやめましょう。決して貴方を責めるわけではありませんが誤解されてしまう方がいるので控えてくださるとよろしいと思われます。 長文失礼しました。
なんか、こう、あれだな。 メイストっぽくてめっちゃ好き