苦菓子屋か、甘菓子屋か、幸福屋か あなたはどの店に招かれるのでしょうか………。
登場人物
お客 柳田 柚衣(やなぎだ ゆい)24歳の社会人
店主 福乃 叶恵(ふくの かなえ)??歳
-とある会社の昼休み 一人の女性の物語-
柚衣「私って運がないわ…..どうしてかしら。私は生まれ変わるなら優雅に飛ぶ鳥になりたいわ。あ、雀がいるわ。」
雀「チッチッ…」
柚衣「可愛いわぁ…..暇だしあの雀さんを追いかけてみようかしら。邪魔にならないようにしなくちゃ」
タッタッタッ…..
雀「チュッチュ..チッ …」
柚衣「っ!?お菓子屋さんがあるわ!」
??「いらっしゃいませ!お客様。わたくし、福乃叶恵といいますの。」
柚衣「叶恵さん…」
福乃「お客さんは運がほしいんでしょう?調査済みですの。」
柚衣「ええ、運が全然ないのよ私」
福乃「こちらの豆大福を食べれば、運が上昇します。恋愛運も、金運も、健康運も、安全運も。」
柚衣「それはいいわね。いくつお金を払えばいいかしら?」
福乃「お金ではなく、あなたの悪運をいただきたいですの。」
柚衣「悪運..?いいわよ。あっても何にもならないと思うし。」
福乃「こちらのノートに名前を書いていただければ」
柚衣「ええ。……..書いたわ」
その瞬間柚衣は、自分の会社についた。何が起こったかわからないくらいの速さで。
柚衣「……豆大福食べるか…..いただきます。うん、美味しいわね….!ちょうどいい甘さ!」
「ピコン」
柚衣「誰から….?」
メールが届いたので見てみると、憧れの男性上司からだった。仕事スケジュールのお知らせかと思ったら違った。
「実は君が入社したときから気になっていたんだ。もしよければお付き合いしませんか?」
柚衣「えっ….嘘でしょ?私全然結婚出来なくて諦めてたんだけど….豆大福のおかげね!」
「よろしくお願いします。」
それから、柚衣の交際は上手くいき、幸せになったのだった。
コメント
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夢見る駄菓子屋さん(?)
(*ノェノ)キャードキドキ💓そんな駄菓子屋行きたいわ~トローン🤤🤤