夕焼け染まる帰り道
蝉の声だけが響いてた
空を突き刺す電信柱
君の声がまだ残ってる
ポケットの中 くしゃくしゃの地図
行き先もなく 歩いてた夏
サビ
積乱雲が ゆっくりと
僕の空をのみこんでいく
言えなかった「さよなら」が
電線の上で揺れている
あの日のまま動けない
僕は今でもあの季節の中
2番
風鈴の音が遠くなる
駅のホームに一人きり
「またね」も言えず手を振った
君の影を追いかけていた
時間(とき)は進む 何も変わらず
変わったのは 僕の方だけ
サビ
積乱雲が 涙のよう
ぽつり空に落ちて消える
見上げれば 電信柱
君との日々を映してる
誰にも言えない想い
心の奥でまだ鳴り響く
ラストサビ
積乱雲が 流れてく
次の季節へと誘うけど
君の名前 呼んだ声
風にまぎれて届かない
それでも今日も歩いてく
電信柱が見下ろす道を
夏の終わりの風が吹く
電信柱が影を落とす
蝉の声が遠くで響く
君と過ごした日々が蘇る
積乱雲が空を覆い
電信柱が見守る中
君の笑顔が浮かんで
心が締め付けられる
風鈴の音が響く夜
電信柱が静かに佇む
君と見上げた星空
今は一人で見上げている
積乱雲が空を覆い
電信柱が見守る中
君の笑顔が浮かんで
心が締め付けられる
積乱雲と電信柱が
僕の心を映し出す
君との思い出が
今も胸に残っている