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episode〈2〉
ーザクッザクッ
「や、やめてくれ、、、」
怯えた表情で私を見上げるのは、元同クラの模部(もぶ)だ。
元の学校に戻る前に、一人殺そうとしている。
まぁ、ただの気晴らしみたいなものだ。
一人くらい居なくなっても、さほど問題はないだろう。
「何でもするから、、、た、助けてくれ、、、」
模部は、カタカタと震えながら口を動かす。
ちなみにこいつは、私を虐めていた一人だ。
「誰がお前みたいなクズ、助けるんだよw」
ケラケラと笑いながら模部を見下ろす。
元々、表情が変わらない私だったがいじめっ子に復讐するのは凄く楽しい。
何度刺しても、ゴキブリのように死なないこいつはうざいが怯えた顔が最高だ。
「お、俺がお前に何をしたって言うんだよ‼」
「、、、嗚呼。覚えてないか、、、前と姿が違うもんね?」
模部は、「は?」と言いたげな顔をしている。
けれど、お前にこんなことする程、恨んでるのって私しか居ないでしょう?
「若宮莉栖鈴、、、こう言えば分かる?」
「は、、、何言ってんだよ、若宮はこの前死んだはずじゃ、、、」
模部は、混乱しているのか顔色が悪い。
あ、私が刺したからか。
「、、、もうすぐ死ぬし、イイコト教えてあげる」
模部は、顔を顰める。
相変わらず、目付きが悪く下から私を睨んでるように見えた。
見えただけだが、ムカつくからもう一度刺す。
「私は、これから復讐をする。一人ずつじわじわと殺してやるよw」
ケラケラと笑いながら言うと、模部は本気で私を睨んできた。
「このっ、、、人殺しがっ」
その言葉で、私の顔から表情が消えていくのが分かる。
私は、模部の胸ぐらを掴み上げる。
「反抗的な眼、すんなよ、、、ムカついちゃうっ」
勢い良く、模部の目に刃を刺す。
「あ゙あ゙ァ゙っっっっっっっっっっっ」
「うるさいなぁ、、、」
あまりの痛さに声を上げるコイツを無視して、目玉を抉る。
そのうち、段々声が小さくなって目玉を出す頃にはシンと静まっていた。
脈の確認をすると、完全に止まっていた。
「、、、ふふっ」
「次は、誰にしようかなぁ♪」
私は、その場を後にしたー
ーー
23人クラス,1人死亡.
残り22人.
次のターゲット︰‹鳥羽›
鳥羽の死亡まで、残り_〝3日〟
次回、遂に転校