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私は轟木葵。普通の人間なのだけど、ある日全く違う姿で、全く知らない場所で寝ていた。私は不思議な感覚で、近くにあったボロボロで割れている姿見でまじまじと自分自身を見た。どのぐらい時間が経ったか知らないけど、多分30分くらいは見てたんじゃないかな。そしたら急に地響きが鳴って周りの白い景色に亀裂が入った。地面も揺れていたから私は地震だと思って、しゃがんで頭を隠した。でも無駄だった。地面も割れて私は深くまで沈んでいった。
次に見た景色は結晶のような水色の光で照らされた洞窟みたいな場所。結晶からは音がしていて、鼓動のようなものだったり、水のようなものだったり。私は好奇心に負けて触ってみた。次の瞬間、目の前でありえないほど明るく結晶が光り始めた。私は目を細めて、その結晶を見ようとしたが、あまりの明るさに瞳孔が反応を辞めてしまい私は寝てしまった。
またここだ。最初の白い景色の場所だ。またかと思って起き上がったら足音がした。私はビックリして腰を抜かしてしまった。その足音の正体は人だった。その人は寝たフリをした私の顔を見て、自分が知らない言葉でもう1人に話しかけてた。私はさすがに人だし、自分と同じぐらいだと思って寝たフリをやめた。そうしたらその人はびっくりして、私に知らない言葉で話し始めた。さすがに分からないので私の言葉で「大丈夫ですよ」と伝えたら、「あ…」と間を置いてから、「あなた、ひと?ここに、どうしてこれたの?」と、カタコトな日本語で話してくれた。顔は私と同じ日本人のような顔なのに日本語が分からない人を見て、私はよく分からなかった。そのもう1人の人は日本語が分かるようで、「ごめんね。この子日本語分からないから。」と説明してくれた。どうやらこの人達の名前は<かすみ>と<すみれ>というらしく、私と同じ…ではないが人らしい。私は今の状況をなるべく詳しく説明した。かすみはぽかーんたしていたが、すみれはかすみに説明しながら私に相槌を打ってくれた。でも英語までは分からなかったみたいで、「テレビ」とか「スマートフォン」とかはすみれも「え、ごめんなんていった?」と聞き返してきた。そして最後にかすみから質問された。「どうして、ここにこれたの?」って。いや知らんがな。流石に愛想が悪い答えになるのはあれなので「分からない。」と返した。「ついてきて。お腹すいてるでしょ?」とすみれが言ったので、私はついていく事にした。でもとある場所を境にバリアが張ってあるような感覚になって跳ね返された。かすみとすみれは通れたので私含め3人は互いにぽかーん状態になってた。「かすみ、ここで見てて。」とすみれが言うとすみれは誰かを呼びに行った。だが正直日本語が分からないかすみはなんとなく信用が薄いような…なんか空気が悪くなるのはあれなので世間話をした。「私なんか見ててたのしい?」「うーん…たのしいかはわかんないかな…」「好きな食べ物とかある?」「すきなものはごはんだよ!」とまあ話を進めていると、今度はかすみから話が始まった。「ここにくるとき、どんな、かんかくだった?」正直感覚なんて覚えてないので、「分からないかな。」と答えたら「そうなんだ…」と返ってきた。「どうしてそれを聞いたの?」と質問したら「あおいのこと、もっとしりたいから。」と。思春期の男の子ってこうなのかな。まあ仕方ないのかもね。「そうだ、自己紹介しようよ。」と私が言うとかすみは「じこしょうかい…?きいたこと、ない。」と。どんだけ頭ないのか知らないけどまあ多分飛んでる。と色々世間話を話してたらすみれが帰って来てその後ろには猫のような影があった。