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キャラ崩壊注意
初心者
R15くらい…?知らんけど((
キス有り
誤字あったら許して
それでもいい方はGO~
ーみこと視点ー
今日も、ダメだったなぁ。俺はメンバーと撮影をしに集まった後、帰ってすぐにソファに寄りかかって、真っ白い天井を見上げながらそんなことを考えていた。 もう 何回も同じことを考えているのに、後悔してるのに、伝える勇気が出ない。 好きだなんて気付いてからはドキドキして、録画どころじゃない。 変に意識して、変に深く 考えて、焦って変なミスしまくって、好きな人に迷惑かけて。あーあ。何も上手くいかない。こんなことなら好きにならなきゃよかった、なんて今更無理だよな。だって、あの人の全部が好きだ。優しいところも、声も、リーダーとして、みんなを引っ張っていく姿も…あぁ。数えてたらキリがないや。もういいや…。今日は寝よう。どうせ布団に入ったら寝れないし。明日は、いえるといいな。なんて考えて、俺はそのまま眠りに落ちた。
「ん……」
朝日に照らせられて眩しくなり起きる。寝起きでぼーっとする頭で考える。あぁ、そっか。俺昨日ソファで寝たんだ。スマホで時間を見ると6時45分。いくらなんでも早起きすぎん?どうせ今日何も無いのに。二度寝しようかと思いつつも手に取ったスマホを淡々と眺める。一度手に取るとスマホって離れないし。心の中で言い訳しながら旧Twitterを開いてしまう。一回開くと中々閉じれないのに、欲に負けた。完全敗北。なんて思っていてもスクロールする手は止まらない。そしてふと、一つの投稿が目についた。
『♡この投稿をいいねすると告白成功確率UP!?♡』
…理解はしてる。こんなのただの迷信だって。だたの戯言で、いいね稼ぎの為の嘘だって。分かっているけど、俺が勇気を出して好きって言う為に出来ることなんてこれくらいしかない。無駄だと分かっていても…少しでも好きになってくれたらいいな…。なんてくだらないことを考えながら、俺はその投稿にいいねを押した。…今思うとなんで公式アカウントでいいね押したんだろ。いいね押したこと相手に分かるもんな。やったわコレ。でも、折角押したしもう拗らせて変に迷惑かけるくらいならいっそ、吹っ切れてしまおう。それで振られても、もう後悔はしない。ちゃんと面と向かって言おう。そう決めて、俺はいつもより一段とおしゃれして家を出た。
ーLAN視点ー
「…は?」
声に出た言葉は歌ってる時とは比べ物にならないほど低い声。いやでもしょうがなくない?だって別垢で投稿した『♡この投稿をいいねすると告白成功確率UP!?♡』とかいう中身のない薄っぺらいツイートにメンバーのみことからいいねついてるんだから。そもそもなんで俺がこんな投稿したかっていうと、たまたま旧Twitterを見てると『この投稿をすると好きな人から告白されるかも!??』とかいうツイート見たからである。それに書いてあったのが俺の別垢にあげた告白成功率UPの投稿。意味分からなすぎて無視しようかと思ったけど、頭に俺が片想いしてるみことが脳裏に浮かんだ。少し悩んだ末にそのツイートをコピーして投稿した。それがなんでみことにいいねつけられてるの?誤タップ?夢?俺の目がおかしいのか??でも何回見ても変わらない。間違いない、いいねされてる。てことはみことには好きな人がいるってこと?なんだよそれ…そんなこと知るくらいならこんな投稿しなきゃよかった。だがここで引き下がってはメンヘラピンクの名折れ()それに誤タップかもしれないという希望にかけて本人に聞いてみよう。そう思い、LINEを開こうとすると一件の通知が来た。正直それどころではないけど、送り主の名前を見て急いで通知を開いた。
みこと『今らんらんの家の前いるから開けてほしい』
え?なんで俺の家の前いるの?もしかして好きな人と付き合えたから…メンバー脱退…とか?嫌な考えばかりが頭を巡る。でも、きっとみことに限ってそんなことはないだろうと前向きに考える。でも。仮にもし本当にそうなら、俺はどうしたらいいんだろう。応援なんか出来る訳ないし。本人に聞いてみるしかない…よな。そんなことを考えて、俺は玄関まで向かった。
ーみこと視点ー
とりあえずらんらんの家の前来たけどどうしよう。本当に何も考えず来た為どうするか悩んでいる。まぁ開けてもらわなきゃ話が始まらないよな。ピンポンは押す勇気がないからLINEで聞いてみようかな…なんて思い、LINEを開いてメッセージを送る。
『今らんらんの家の前いるから開けてほしい』
大丈夫かな。なんで家の前いるんだろうとか、気持ち悪いと思われたりしてないかな。なんて不安になりながら待っていると、ドアが開く音がしてパッとそちらを見る。さっきまで不安でどうしようも無かったのに、その姿を見て(ああ、かっこいいな)なんて思う。
「上がりなよ。立ち話じゃアレだし。」
らんらんが手招きをしながらそう言う。声は変わらず優しいけど、表情が笑ってない。機嫌が悪いのかな?なんて考えながら家に上がる。
「ねぇ」
ガチャリと鍵を閉めてらんらんが言う。少し怖い。
「なんで来たの?」
くるりとこちらに顔を向けられて、蛇に睨まれた蛙のように体がピシッと硬直して動かない。
「っぁ…えと、」
じっと見つめられた目にたじろいで声がうまく出ない。それが気に触ったのか、
「俺に言いたい事は何?」
と怒ったふうに言われる。ちゃんと言わなきゃ。そう思っても怖くて、体が小刻みに震えている。それを見かねたらんらんが
「…ぁ、ごめんね、怖かった?」
とそっと俺の手を握る。いつものらんらんだ、と安堵していると
「でもさ、本当に何しにきたの?…みこと、好きな人いるでしょ?会いに行ったら?」
なんて少し冷たく言われて驚いた。違う、好きなのはあなただよ。会いに来たんだよ。声に出さなきゃ伝わらないのに、声に出ない。らんらんが続けて言う。
「俺に会ってたら浮気してるみたいに見えるでしょ…、wもう会いに来るのやめたら、?」
…分かってた。言葉の意味は。きっと勘違いしてるんだと。彼なりの気遣いだと。それでも、冷たく言われたその言葉が、なによりも悲しくて、どうしようもなくて。ちゃんと伝えようと顔を見ると目を見開いて心配してきた。
「…え、?ご、ごめん。強く言い過ぎた、?泣かせるつもりなかったんだけど…」
視界が滲んでよく見えない。でも、この誤解だけは解かなくちゃと思って、泣きながら声を出して伝える。
「ッちがくて…おれが、っ好きなのは…らんらんで…ッ今日伝えたくて来たの…ッ」
精一杯に出した声で伝わったのかも分からず、崩れ落ちて滲んだ視界でらんらんの顔を見ようと顔を上げると、ぎゅっと抱きしめられた感覚がした。
「…ごめん、俺の勘違いで泣かせて。俺も好きだよ」
夢みたいなことに、本当に現実なのか疑ったけれど、頭を軽く撫でられて夢じゃないことに安心する。
「俺から言おうと思ったのに情けないなぁ」
なんて少し笑いながら言うものだから
「じゃあ言ってよ」
と言う。事実、今俺だけ好きと言って、涙で顔ぐちゃぐちゃで恥ずかしい。だかららんらんに好きと言ってほしいと思った。するとニヤ、と笑いながら
「言葉でいいの?」
と言われ、急に引っ張られた。部屋に軽いリップ音が響く。あまりにもあっという間の出来事に何が起きたか理解できず、自分の唇に当たっている何かが離れる時にやっと何が起きたか分かった。
「っ!?///」
多分俺は顔真っ赤だろうな。って自覚できるくらい熱い。そんな俺を見てクスクス笑うらん。嬉しさと恥ずかしさでぐちゃぐちゃだけど、それよりも唇が離れた時の寂しさが勝った。俺は少し恥ずかしいけれど、
「ねぇ、寂しいからもっかいして、?//」
と言うと、何も言わずに口づけされた。すると少し開いていた口から舌が侵入してきて、部屋にいやらしい水音が響く。
「ん…ッ//ふ…はっ…///」
息がギブアップしてらんらんの胸を軽く叩く。また唇が離れる。息が苦しいけれども離れるとどうしても寂しくなる。それが顔に出ていたのか、
「大丈夫。これから沢山愛してあげるからね」
なんて言われた。なんで分かるのか、寂しいと思っていることがバレたのが恥ずかしく、また顔が赤くなる。ずるい。いつもメンバーといる時と違うかっこよさ。優しく背を撫でてくれる大きな手。大丈夫と言ってくれる安心出来る声。俺はまだこんならんらんを知らない。もっと知りたい。なんて考えているとらんらんが
「あ、大丈夫だよ。手は出さないから」
「えっ、」
「え?」
いや、うん。俺に合わせてくれてるんだろうな。優しいから。でもてっきり付き合ったからそういう事するのかと思ってたからさ?声に出ちゃったよ。やってしまった感が凄くて顔を逸らすが、らんらんの様子が気になりちらりとそちらを見る。…ニヤニヤしながらこっち見てる。
「期待してたの、w?」
笑いながらそう言うものだから俺はらんらんを軽く叩き始めた。ポコポコ音が鳴る。
「いててwごめんw」
絶対反省してないだろうと思いながらも許してしまう自分がいる。悔しい。そんなことを考えているとらんらんは俺の頭を軽く撫でてきた。
「俺だって別に無理矢理襲ってもいいけどさ?やっぱりゆっくり進むのも悪くないと思うんだよね。変に無理するより、お互いのペースで行った方がいいから。まぁみことがしたいなら別にいいけどね」
なんて言ってきたもので俺が無理したり、らんらんが無理するくらいならお互いのペースで行くべきだろうと俺もゆっくり進もうと思った。
「俺も、時間をかけてゆっくり進みたい」
そう言うと、らんらんはニコーッと笑い
「そうしようか」
と返事をしてくれた。これからよろしく、と心で言っておく。実際、2年間も歌い手として活動していたメンバーにこれからよろしくとはなんだか変な感じだけれども。
俺は今日からメンバーとして、恋人として、彼の隣で他のメンバーとは違う特別な道を歩く。ゆっくりと、時間をかけて。
俺達が、これから先同じ道を隣で歩いていられるように。
⚠︎作者の自我が出てきます。
↓
はい。終わりです。長すぎた気がする。4,000文字超えたよ…
結局最後の方何書きたかったか分からんくなった。
ハッピーエンド中毒者だから最後仲良しよしこで終わればいいと思ってます(?)
最後まで読んでくれた方いる?いたらありがとうございました!
投稿頻度低いけどごめんね…暇ではあるけどネタが無いんだ…
じゃ、おつ