reda- な、なんで…
(け、ケインがそんなことするはずない…!)
kein …
reda- ねぇケイン…嘘だよね…?
kein …
reda- ば、刃弍も…嘘…だよね…?
bani …本当だよ…
reda- …
kein …本当です。
reda- 。。。
bani …とりあえず、ケインに話を聞こう…
reda- うん…。
kein …
それから何分か、俺たちはケインに質問をした。
でも、何も話してくれなかった…
こうなった以上、ケインは868を抜けるしかないと、誰もが分かっていた。
ケインを抜けさせる、と言う話になった時、誰もが泣いていた。
ケインが泣いていたかは…分からないけど…。
ケインが868を抜けて数ヶ月後のこと。
reda- 久しぶりにホットドッグ売ろっかな~…
うっわ…レギオン誰もいない…
警察署行くかぁ~…?
そんな呑気なことを考えていた時。
カチャッ
俺は後ろから手錠を掛けられた。
仲間に知らせるために無線をならした。
力いっぱいならした。
すると心配する声が沢山聞こえた。
それと同時にピンクと黒の色が入ったヘリに乗せられた。
そのヘリを見て気づいた。
俺は青ざめた。
俺が今見たヘリの色は間違いなく、ケインのヘリの色だった。
いや、そんなことは今考えることではない。
気の所為だろう…偶然…
無線の質問に答えていくうちに空はどんどんと暗くなっていく。
早く来て欲しい…そんな思いは叶うはずもなく、ヘリがどんどんと降下していく。
そりゃぁそうだ。ホットドッグを売ると言う報告もしなかったんだから。
こんな広い街で俺がいる場所なんて分かるはずがない。
建物の中に入った瞬間に俺は察した。
あぁ…ここで死ぬんだな、と
まさか正夢だなんて思わなかった。
結局誰だったのだろう。
いや、俺は分かっていた。
誰なのか、とっくに知っていた。
でも知りたくなかった。
信じたくなかった。
ケイン…お前なんだろう…。
今目の前にいる君。
今までごめんなさい。
そして
ありがとう。
バンッ
BADEND?