ワンクッション
・iris二次創作である。
・キャラ崩壊である。
・blである。
・青桃である。
・あなたの好みではない可能性が大いにある。
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ないこ「…」
こ、これは…今日、体調悪いぞ…
体を起こしたら少しクラっとした。
頭が重くて、ふわふわしてる。食欲もないし。
ないこ「でも、…かいぎ…」
今日はメンバーと会議をする日。これは前々から決まっていたことなので、今更変えられない。
ないこ「……」
スマホの画面を見つめる。画面の先には彼との会話履歴。
ないこ「…いくか…」
俺はスマホの画面を閉じ、重い体を起こす。
ないこ「……俺なら、大丈夫、!」
と、自分に喝を入れた。
ないこ「う”っ……」
まぁ、当然大丈夫なはずもない。分かりきっていた。
いや普通に倒れそう。やばいかもな…
これはやっぱりメンバーに言った方がいいのだろうか…けど、今日は会議がある。結構大切な会議で、今後の活動や方針の事について話し合う。
それにもう電車に乗ってしまったし、手遅れだろう。
奇跡的に座れているからいいものの、それでもなおクラクラふわふわしてしまうのはさすがにまずい。自分でもわかる。
ないこ「…結局着いてしまった…」
電車をまるごと俺一人の力、というか権力で停められるはずもなく、されるがままという形でついに到着。
あまり嬉しくない。
ないこ「よし!」
頑張るしかない!
いふ「ないこ、まろと一緒に帰ろ。」
会議室に入ってそうそうこんなことを言うまろ。
なぜ…?
ないこ「え、なんで…?」
いふ「自分がいちばんよく分かっとるやろ。」
バレました。どうして…俺の演技は完璧だったはず…!!(茶番)
ないこ「い、いやぁ〜…」
いふ「…その感じ、無理してここ来たやろ。」
ないこ「う”っ…」
全部、お見通しって訳か…くそっ…!!
いふ「はぁ…なんでそうやって無理しようとするんよ…」
ないこ「だ、だって、…今日の会議、結構大事なやつだし…前から決まってたし…来なきゃ、かな〜と思って…」
いふ「確かに今日の会議は大事やけど、メンバーの体調の方がもっと大事や。初兎とかほとけとかが無理して会社来てたら問答無用で帰らせるくせに。」
ないこ「そ、それはそうだよ、!でも、俺は結構丈夫な方だし、大丈夫かな〜と思ってちゃって…」
いふ「はぁ…ほんま、そういう所直して欲しいわ。大体、体調悪いならこっち来る前に連絡やろ。確実に。ほんま意味わからんとこで」
あれ、?なんだ、これ。変。
聞こえてるのに、聞こえない。なにこれ。俺おかしくなった?怖い。
頭、ふわふわして…よく、わかんない…
あ。やばい。これやばいやつだ。
見慣れない天井。病院って訳ではなさそう。
あ見たことあるかも。会社かも。
会社だ。こんな部屋あったっけ…
いふ「ないこ、!」
ないこ「…?」
いふ「い、生きてる…」
ほとけ「ないちゃん!!心配したんだから〜!💦」
りうら「あ!生きてる!!」
初兎「どれどれ!?ほんまや!」
ないこ「お、お前ら、失礼すぎ…」
初兎「ごめんて」
りうら「ないくん、体大丈夫?」
ないこ「うん。ちょっと体重いくらい。」
ほとけ「はぁぁぁぁぁぁぁ…心臓止まるかと思った…」
ないこ「ごめんごめんw」
いふ「もうだめ。」
ないこ「え?」
いふ「もう今日は動くの禁止。」
ないこ「え!?」
いふ「動く時は俺かあにきのどっちか呼んで。」
ないこ「え〜!それはないよ〜!!」
いふ「なくない。お前、今日どれだけ俺たちが心配したか分かっとるんか。特に子供組。」
りうら「ほんとだよ!」
初兎「死ぬかと思ったわ。」
ほとけ「心臓止まるかと思った…」
ないこ「ご、ごめんて…謝るよ…」
いふ「とりあえず。今日1日安静にすること。1人で歩くなよ。仕事もだめ。絶対に。」
ないこ「え〜…仕事もダメとか…何すればいいんだ…」
いふ「漫画でも読んでろ。」
ないこ「…まろ、怒ってる?」
いふ「頼ってくれなかったことにな。」
ないこ「だって…」
いふ「だってじゃない。約束したやろ。頼れよって。」
ないこ「そ、そうだけど…今回は行けると思ったの…」
いふ「いけると思ってもとりあえず体調悪いやったら連絡をしろ。」
ないこ「…」
いふ「…子供組。ちょっと部屋から出てってもらえる?」
初兎「うい〜」
りうら「ご飯食べたーい!」
ほとけ「焼肉だ!!」
いふ「…」
ないこ「…」
いふ「…迷惑じゃないよ」
ないこ「…うん」
いふ「迷惑だったら無視してる。そんれにこんな傍におらん。」
ないこ「うん」
いふ「今、あにきがお粥買ってきてくれとるからな。」
ないこ「うん…ありがと…」
いふ「…なぁ、ないこ」
ないこ「…ん?」
いふ「おいで」
ないこ「…」
いふ「ごめんな、?言いすぎた…」
ないこ「んーん…大丈夫。」
いふ「またそうやって…俺はないこと話がしたいんよ?」
ないこ「…」
いふ「今、どう思ってるか知りたい。」
ないこ「…」
ないこ「ちょっとだけ、後悔してる。」
いふ「うん」
ないこ「朝に、体調悪いなって思って、連絡、しようとしたの…けど、ちょっとだけなんか怖くなっちゃって……連絡出来なかった…」
いふ「うん…」
ないこ「みんなに心配かけちゃったし、あにきも、俺のためにわざわざ外に出て買い物してくれてるし…なんか、いやだ…」
いふ「うん」
ないこ「…まろ」
いふ「ん?」
ないこ「ないこ、嫌われちゃったかな…みんな、呆れちゃったかな…」
ないこ「……離れて、行っちゃうのかな……」
いふ「ないこ」
ないこ「ずっと考えてたの…みんな、優しいから俺と一緒に居てくれてて、本当は俺の事なんとも思ってなくて…離れたいと思ってるんじゃないかな…」
いふ「…ないこ」
ないこ「怖い。こんなに怖いなんて、思わなくて……考えてなかったの…こんな、不安になるなんて…」
ないこ「こんなに不安になるんだったら…もういっそ、俺から離れてった方が……」
いふ「ないこ!」
ないこ「わっ、!」
いふ「ないこ。いい?俺を含めたメンバーみんな、仕方なく人と関われるほど、優しくない。」
ないこ「ぇ…でも、」
いふ「聞いて。」
ないこ「う、ん……」
いふ「ないこだから一緒にいるの。ないこだから心配して、ないこだから優しくできて、ないこだからずっと着いてってるの。」
いふ「お前よりも先にないこみたいな人に出会ったとしても、俺も、アイツらも、絶対お前に着いってってる。」
ないこ「……ぅん…」
いふ「わかる?全部、ないこだから。」
ないこ「…」
いふ「ないこは気づいてないかもだけど、メンバー全員お前の事信頼しきってて、全員ないこのことが大好きなの。もちろん俺もないこのことが大好き。宇宙一愛してる。」
ないこ「…うん」
いふ「それは、お前だから思えるんよ?な?」
ないこ「うん…」
いふ「…だから、泣かんで?」
ないこ「ぅ…」
いふ「泣いてる顔も可愛いけど、やっぱないこは食べてる時の顔が1番可愛い。」
ないこ「う”っ…そこかよっ……泣」
いふ「ふふw」
ないこ「…へへ…グスッ」
いふ「うん。めっちゃ可愛い♡」
ないこ「当たり前やろ…」
いふ「うん。当たり前に、いっつも可愛い♡」
ないこ「……ぅん…」
いふ「ないこ、もう寝よっか」
ないこ「へ?」
いふ「まだ寝たくない?」
ないこ「…まだねない」
いふ「はいはい」
ないこ「……かいわ…させろ」
いふ「……眠そうやん」
ないこ「ねむくない」
いふ「もうw」
悠佑「お〜ぐっすりやな」
いふ「……あ、おかえり」
悠佑「おんただいま。」
いふ「…ないこ、不安やったんやって。」
悠佑「まぁ、そんなことやろうとは思っとったで。」
いふ「…ないこ」
悠佑「で、お前は今日あんまりないこと触れ合えなかったから、葛藤中と。」
いふ「ぐっ……くそ……!」
悠佑「それ、本人の前で言ったらもっと罪悪感なってしまうからやめえや?」
いふ「分かっとる、!だからないこたんが寝るまで我慢してたっ…!」
悠佑「まろにしてはよく頑張ったやないか。ほれ。まろ弁」
いふ「おー!まろ弁!!✨✨」
悠佑「それにしても、ないこが倒れるとか…マジで焦った〜」
いふ「心臓飛び出るかと思った。」
悠佑「死ぬかと思った……」
いふ「ほんま、無理すんのやめて欲しいな」
悠佑「ま、ゆっくり直していけばええやろ」
いふ「そうやな。最近は前に比べて結構相談してくれるようになったし。成長やね〜♡ないこた〜ん♡♡」
ないこ「ん…」
いふ「か”わ”い”い”」
悠佑「はいはい。はよ食えよ〜」
りうら「焼肉美味しかった」
初兎「わかる」
ほとけ「草」
〜end〜
最後まで読んで下さってありがとうございました。
そして、私が書いた作品どれも多くの方がいいねしてくださっている事、とても嬉しく思います。
これからもどうぞご贔屓に。
ご自愛ください。
コメント
1件
無理して頑張っちゃうないちゃん可哀想で可愛いです!!! いつもいちばん最初に不調に気づくのはまろなのは共通認識ですね! 支え支えられな関係最高です!!