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短編Second
こちらから..
みなさまいいねありがとうございます🫶
一昔前に流行ったビビビっと恋に落ちる
自分がそれを体験するだなんて思ってもなかった
いつもは乗らない電車
地下鉄、隣の改札を同時に通過する
そして交差して
逆側の階段へ降りて行く彼女の横顔
階段降りるときに無性にさっきの人が気になった
反対側ホームに降り立つ、その女性
目が合う
あちらもこちらを見ている。
会ったこともない彼女
今まで感じたことのないこの感情
その時に掲示板に上り方面の電車が入りますと表示された
俺は無性に行かなければならない感情に襲われた
俺はすぐ階段を上り、反対側のホームへ急いだ
階段下る、その時にもう電車が入ってきたのか降りた人の波に飲まれる
急がなきゃ
声をかけなきゃ
間に合わない
すいません。急ぎすぎて人にぶつかる
その時だった
もう電車は過ぎて行って
自分が乗ろうとしていた電車が反対側のホームに入ってくる
ゴオオーと言う音とともに…
その時、女性が1人歩いてくる
さっきの人だ
急いで声かける
「あの..」
「あのー」
「「はい」」
「「ふふ笑」」
「結婚してください」
「はい、お願いします」
交際0日
俺たちはすぐ婚約した。
すぐにお互い両親に紹介しようと言うことになり、彼女の家へすぐに行った
知らないと言うのはなんて不幸なんだろう彼女の家は普通とは違った
すぐに違和感を感じた
玄関に入るとガネーシャのタペストリー
お香
阿弥陀如来、ブッダ、謎の置物
この時点で役満だ
彼女のご両親は昔流行ったヒッピースタイル
ネイティブアメリカンを感じさせる服や家の中
俺は少しその時点で頭を抱えた
それでも彼女は輝いて見える。俺にはもったいない人だ
くるくるのウェーブがかかったショートボブ、
金髪の綺麗な髪、すらりと長い手足
ヨガのスタイルなのかとても魅力的な
美しい人
彼女はヨガ講師をしていると言って、あの日もあの電車に乗る予定はなかった
いつもと違うスタジオに変更になって、あの電車に乗ったのと教えてくれた
チャクラが開いていたわと…
俺も弁護士をしていて書類を提出のためにあのホームにいたんだと伝える
運命の出会いだね。なんてロマンチックなことを言いながら、ご両親の快諾を得た
問題はうちの家だ
父と母が由緒正しい家系出身
なかなか許してくれないだろう
事後報告にしようと
勝手に書類を提出し晴れて俺たちは夫婦になった
こんな書類なら俺の専売特許、朝飯前だ
まだ彼女のことは何も知らない
このぶっ飛んだ彼女との出会いが
俺のなんてことのないつまらない人生を
色んな意味で変えてくれた