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「……ふふ、どうしたの?もう終わり?それとも……」
香山睡――ヒーロー名・ミッドナイトは、艶やかな笑みを浮かべながら、妖艶な瞳でこちらを見下ろしていた。挑発的な視線、わざとらしく舌先で唇を舐め、黒いボディスーツの上から指でなぞるように胸元を強調する仕草。
「そんな顔しないでよ……ほら、もっと楽しみましょう?」
甘い声で囁きながら、細くしなやかな指がゆっくりとこちらの首筋を撫でる。官能的な香り――それは彼女の“個性”である《眠り香》の余韻。けれど今は、意図的に抑えられていた。
「睡……」
堪えきれず低く名前を呼ぶ。
その瞬間、彼女の目が一層妖しく輝いた。
「ん?どうしたの?」
艶めかしく小首を傾げながら、わざと無防備に身を預けてくる。柔らかな身体が密着し、鼻先をくすぐる甘い香りが理性を溶かしていく。
「煽ったのは……あんただろ?」
低い声で囁きながら、彼女の細い腰を掴んで引き寄せる。
「きゃっ♡ ふふ、やっとその気になったの?」
艶然と微笑む睡の瞳は、確信に満ちていた。
「覚悟はできてるんだろうな?」
耳元で囁けば、彼女の身体がピクリと震える。
それでも――彼女は自らその“罰”を受け入れるつもりで、挑発してきたのだ。
「……や、やめ――て……っ♡ んんっ、わ、私が悪かったからぁぁっ♡♡」
抗うように言葉を紡ぎながらも、心とは裏腹に彼女の身体は熱を帯び、甘美な苦悶を帯びた声が漏れ出す。
「……そんな嘘、誰が信じる?」
耳元で囁きながら、容赦なく彼女の敏感な場所を探り当てる。
「誘ったのは、お前だろ?」
「や、やぁぁっ……♡ そ、そんなにしたら……わ、私……♡♡」
言葉の途中で、甘い嬌声が快楽に溶けていく。
彼女の身体は、すでに理性を手放していた。
「これが……罰だ。」
一層深く、激しく――熱い夜の幕は、ようやくその本番を迎えようとしていた。
夜はまだ、終わらない――