TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

kyngヴィラン堕ちしてます。

中身すかすかなので、読む時は頭空っぽにして読んでください。

多分続きます。

ヒーローなんてクソ喰らえと思ってしまった自分は、もう戻れないのか。それは、ロウルフのドンとしての仕事をするとき、ターゲットの相手から放たれた言葉が俺を支配してしまった。

「何がヒーローだ。こんなことしてる時点で、ヴィランと同様だ…」

俺も実際思ってたし、きっと周りのみんなも思ってたのだろう。だけど、面と向かって言われたことは初めてだった。言われた瞬間、何かが壊れた気がした。1部じゃなくて全部が思いっきり、パリンと。ヴィランという単語が頭を駆け回る。だけど、どこか冷静な部分はまだ残っていた。早くあいつを殺さなければと、脳が言い実行に移す。

刀を奴の首に置き、そこから優しく横にスライドさせれば、首から血が吹き出し刀や服を汚す。こんな場面見られたら、誰もがヴィランと言うだろう。いや、元々俺はヒーローになれなかったのか。などと思いたくもないことが脳を巡る。

「はぁ…帰るか」

溜息をつけば、体を家の方向に向き足を運ぶ。その時間でさえ、さっき奴が言っていた言葉がずっと脳を埋め尽くす。忘れたくて違うことを考えるが、あの言葉だけはずっと残っていた。ヴィランという言葉、確かに俺は暗殺もやっている。助けた住民でさえ、殺しているかもしれない。ふと恐怖を覚えた。このままヒーローの名誉を汚してしまったら、俺のせいではないのかと。心臓が早いのが分かる。迷惑をかけてしまう、ただその一言が俺を飲み込んだ。あぁ、やっぱり俺はヴィランだったのか。何故かもう、自分で答えを出していた。やはり、ヒーローの道は自分には難しかったらしい。もう、自分はヒーローではなくヴィランに染められていた。もう戻れなかった。もし俺がヴィランになったら、みんな怒るだろうな、悲しむだろうなとか呑気なことを考えれば、もう家のベッドに横になっていた。少し体を丸くさせ、自分自身を守るかのような体制になってしまう。あぁ、明日の任務どうしようかな、もうヴィランとして出てこようかなとか、考えれば足元からナーンという鳴き声が聞こえ俺の顔すぐ側までオトモがきた。

「心配してくれてるのか?」

と聞けば、それに返ってくるようにまたナーンと言う鳴き声をし、オトモはその場で丸くなった。

「…心配かけてごめんな」

と口に零していた。そんなオトモを撫でてたら、俺も一眠りついた。

この作品はいかがでしたか?

1,252

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚