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じゅんすいな中国好き❤︎見てたのは誰だろなー?
ハア⁉︎最高だ⁉︎神だ‼︎たたえるんだ‼︎(?)
え、好きなんだが(?)
こんにちは、KAKASIです。
あっ、これ出すの何週間越しでしょう…!?
いや、それほどでもないですね。はい、ということで書いていきます。
⚠️🇨🇳🇯🇵、🇺🇸🇨🇳
この気持ちに気づいたのは、最近だ。
ただの部活の後輩だった。けど、その純粋な瞳に惹かれてしまって、
いつのまにか、焦がれていた。
ジリリリリ…!
鼓膜に朝一に響くのは、大きな電子音。それを衝動でガチン、と止める。
「う…あぐっ、もう、朝か…。もうちょい寝たいよお…!」
絡まって重い瞼に抗うこともせず、もう一度布団を被ろうとする僕。
それを妨げるような煩い軋む音と共に扉が開いた。
「にほおおおん!朝っ、だよっ!!」
眩しくてうざったい光を部屋に入れたのは、兄の海だった。
僕より年上なのに、いつまでたっても子供だ。それが、いつも僕を苛立たせる。
「に!ほ!ん!起きて!」
「う゛う〜!!」
布団を引っぺがそうとする海と、それに対抗して布団を被る僕。
2つの対抗する力で、シーツが今にも破けそうに軋んでいる。
「おい、日本。ほんとに遅刻するぞ。早く朝飯食べに来い。」
もう1人の兄、陸のその呼びかけで、僕はやっとベッドを離れた。
「え…?なんで陸の言うことは聞くの…?海悲しい。」
朝食は、いつも通り。
白米を茶碗一杯と、お味噌汁と、焼き鮭。ーーーーと、今日は麻婆豆腐もついている。
「麻婆豆腐…。」
そういえば、中国君が勧めてくれてたっけ。
中国君…。
ただの部活の後輩。ちょっと変わり者で、初日から部活に遅刻したやばいやつ。
練習中にいきなりごはんの話をし出した時は驚いたなあ…。
あっちが誘ってきたのに、面倒臭いなんて言うんだから。
けど、そんなところが、sーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ちょっと、日本!」
空の大きな手に肩を揺さぶられて、僕は上の空から現実に戻された。
「ねー、ご飯早く食べて!」
「ーえっ、ああ!ごめん、空。」
これは僕が悪い。空に申し訳なくなりながら、味噌汁をすする。
「日本が急にボーッとし出すなんて…。ハッ、もしかしてっ、」
「恋!?」
「……ぶふぉおっ!?」
急に耳元でそれを叫ぶ海に、思わず味噌汁を吹いてしまった。
「うっ、海!何言ってる…、何…、を。」
否定しようと躍起になったけど、恥ずかしくなって肩を丸めてしまう。
多分、顔と耳も赤い。
「えっ、図星!?図星なのおっ、日本ーーーー!!」
きゃいきゃいと幼児のようにはしゃぐ海は、朝のそれよりもうざったい。
「おい、お前ら黙って飯食え!」
陸の鶴の一声でなんとか場は静まったけど、心臓を打つ音は静まらない。
静かにしてろ…。ああ、気がもたない。
「日本先輩っ、おはようアルっ!」
学校に着いて1番に聞いたのは、中国君のくりりとした声。
お手洗いの鏡の前だったので、音が少し響いた。
「あっ。おはよう、中国君。」
僕はにこっと微笑んで挨拶を返す。
「……!!日本先輩っ!」
急に中国君が僕の顔をまじまじと見て言った。
ただでさえ早く打っている心臓の音が、さらに早まる。
「口の横!豆腐ついてるアル!」
「えっ!?」
ボッという音が聞こえるほどに顔に熱がこもった。
と、豆腐!?恥ずかしすぎる……!!先輩としてこれは完全にダメだ…!
「とってあげるよろし!ちょっと止まっててアル。」
「えっ?」
そう言った途端、中国君は手を伸ばして、僕の頬に指を擦った。
豆腐の柔らかい感覚と共に、中国君のふにっとした指が当たる。
「あっ、ありがと///、中国く」
パクッ。
!!!!????
中国君は、僕の頬からとった、指についたふにゃふにゃの白いものを迷わず口に放り込んだ。
ちょっと変なことを想像してしまったが、一旦それは置いておく。
「ちゅ、中国君…?それ、僕の食べかすだよ。」
こういうのは言わない方が良いのかもしれないけれど、思わず口を突いてしまった。
「え?ああ、そうアルね。それが?」
「??///////」
なんの惑いもないあどけない表情で、首をかしげる中国君。
「いや、別に、いいんだけどさ。じゃ、またね…。」
「また部活でアル!」
子供みたいに手を振ってくる中国君。
海のうざさとは全然違う。なんでだろう。
ーーーああ、好きだからか。
ふっ、と笑みがこぼれた。
その一連のことを誰かがこっそり見ていたことなんて、僕は知るよしもない。
最後まで読んでくれてありがとーー!!
今回アメ中要素ほとんどなかったな。
まあそれもよし⭐︎
なんかリクエストとかあれば答えるのでぜひどうぞ!
では、また。