コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
―Episode 2―
くれな)めずらしく誰にもからまれず迷子にならなかったぜっサイコー←
くれな)….担任の先生って誰だろ…
危ないこともないし、特に不満もない。
ただ一つ不満があるとすればこのクラス陽キャが多くて読書ができん!うるせぇぇえ….
その時、教室のドアが開いた。先生が入ってきたのだ。くれなは思わず席を正して、顔を上げる。
担任の先生)皆さん、今日からお世話になります。1年E組の担任、佐藤です。
くれな)[佐藤…先生か]
佐藤先生は、軽い笑顔で教室を見渡し、落ち着いた声で話し始めた。
佐藤先生)みんなが異能を持っていることは理解していると思いますが、クラスではできるだけ平和に、そしてお互いに気を使いながら過ごしていきましょうね。異能を使う際はルールを守って、学校生活を楽しんでください。
くれな)[あ、意外と良い先生かも。分からんけど←]
佐藤先生)まず最初にみなさんには出席番号順に自己紹介をしてもらいます。
陽キャ1)先生最初に自己紹介してよー!
陽キャ2)だよなー!
佐藤先生)分かりました。私は佐藤らんと言います。異能は『テレポート』です。皆さんと一緒に過ごせることを楽しみにしています。どうぞよろしく。
佐藤先生はそのざわめきにも動じることなく、落ち着いた口調で続けた。
佐藤先生)私もこの能力を使いこなすのには結構苦労しましたが、使い方さえ覚えれば非常に便利なものです。もちろん、ルールを守って使うことが大切ですけどね。
先生はとても良い先生なのだ…先生は...
どうしてクラスメイトにあの陽キャ4人共がいる…!?
名前は…もしかしたらあだ名かもしれないがシルクさん、モトキさん、ンダホさん…?くらいしか知らない。他の陽キャたちがそうやって呼んでいた。
ついにくれなの番が回ってきてしまった…
くれな)えっと、1年E組のくれなです。読書とかが好きです。騒音と腹痛がキライです。よろしくお願いします。次どうぞ。
シルクロード)「よっしゃ!俺、シルクロードだ!異能は『痛みを反射する能力』。よろ。」
次はモトキさんが立ち上がり、少し恥ずかしそうに顔を赤くしながら紹介を始める。
モトキ)あ、えっと、モトキです!異能は『霊を呼び出す』……よろしく!
次はンダホさん。彼は座っているときからずっと笑顔を絶やさないタイプだ。
ンダホ)僕はンダホ!異能は『圧縮』よろしく!
ザカオ)ザカオです、凍傷を与える能力です。よろしくお願いします。
一通り自己紹介が終わると、クラス内は賑やかになった。異能の内容がそれぞれに個性を表していて、くれなは改めて、自分がどれだけ普通で地味な能力を持っているのかを実感した。
くれな)[異能言ってないの誰にも言われなくて良かったぁああ]
くれなは少ししんみりした気分になりながらも、自分の番が来るまでにクラスメイトたちと少しでも話をして、打ち解けていければいいなと感じていた。
佐藤先生)「さて、皆さんの自己紹介が終わったところで、少し休憩を入れましょう。お昼まであと少し、自由時間にしますので、仲良くおしゃべりしていてください。」
くれな)[私は喋る人がいないんですけどねッッ((]
くれな)はぁ…先生と話せるなら話したかったわ…先生って人の趣味とか否定しなそうだし、なんでも受け入れて聞いてくれそうだから安心感あるんよな..
しばらくその場に立ち尽くしていると、モトキがくれなに声をかけてきた。
**モトキ)**ねえ、くれなちゃん、読書ってどんな本が好きなの?
くれな)ぁ…ぇっと…最近はミステリー系とかですかね…!話しかけてくれてありがとうございます、!では..
くれな)[くれな…ちゃん…?ぇ?ちゃん..?え?家族でもちゃん付けなんてしねぇのに?え?は?←]
くれな)私、会話続かないので…ごめんなさい、!では、!さよなら、!((
くれな)[うんやっぱり話しかけてくんなめんどいって思ちゃうヨ(( なんでだろ()]
くれなは早足でその場を離れ、自分の席に戻ると、心の中で改めて考えた。
くれな)[あー…やっぱり、人と話すのって疲れるな。なんでこんなに面倒に感じるんだろ…]
彼女は自分の気持ちを整理しようとしてみたが、やっぱり答えが見つからず、ただただぼーっとしているだけだった。
くれな)[まあ、無理に話さなくてもいいか…うん。]
くれな)[ずっと机で寝たふりしてれば話しかけられないよね(( ]
机の上に腕を組んで、顔を伏せるようにして、少し目を閉じた。目を開けると、モトキや他のクラスメイトがまだおしゃべりを続けているのが見える。
ごめん脳死で書いてたからヤバい感じのストーリーになったかも(?)