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お母さんの歌が好きだった
作曲家で歌手のお母さんが歌う曲は
色んな人を笑顔にしていた
いつか、俺もお母さんみたいな歌を
歌って色んな人を笑顔にしたいって思ってた
でも⋯⋯
お母さんは、もう歌を歌えない
俺のせいで━━━━歌えなくなった
「⋯⋯お母さん」
「俺の歌が、お母さんを苦しめてた⋯⋯
俺が⋯⋯俺が⋯⋯」
「俺が、お母さんから音楽を奪ったんだ⋯⋯」
「俺の曲が、誰かを笑顔に出来る歌じゃなかったから、お父さんはああなった」
「俺は、誰かを笑顔に出来る曲を歌えるようにならないといけない」
「どんな人でも笑顔に出来る曲を」
「⋯⋯作らないと」
「俺は⋯⋯歌って作り続けないと」
2年後
湖の部屋
「違う、これじゃない
この音じゃない⋯⋯」
「符割りはこれでいいはず
じゃあ、裏コードの置き換えが⋯⋯」
「⋯⋯DM？hotokeから？」
『今、新曲の歌詞送ったよ
時間できた時に、見てもらうことって大丈夫？』
『ありがとう』
『ないちゃん、ずっと寝てないみたいだけど大丈夫？』
『うん。でも、hotokeも珍しく遅いね』
『今日は、みんな頑張ってるから僕も、って思って』
『顔も本名も知らないけど、みんな一緒に作品を作ってる仲間だから。僕も頑張りたいなって』
『⋯⋯そっか』
『だけど、ないちゃんはいつも遅くまで作業してるから、無理しちゃダメだよ？』
『⋯⋯うん』
「⋯⋯⋯⋯でも」
「俺は歌って作り続けないといけない」
「誰かを笑顔に出来る歌を歌えないなら、俺は⋯⋯」
「え？」
「モニタが急に光って⋯⋯？」
「何、このファイル⋯⋯『Untitled』？」
「こんな曲、作ったことないのに⋯⋯」
「えっ？な、何⋯⋯！？」
？？？
「ここは⋯⋯？ 」
「俺、部屋にいたのに⋯⋯」
「ここはセカイだよ、湖」
「なっ⋯⋯だ、誰？」
「わたしは、ミク」
「ミク？ミクってもしかして⋯」
「バーチャル・シンガーの？」
「でも⋯⋯ミクとこんな風に話せるわけ⋯⋯
これは、夢⋯⋯？」
「湖、わたしはあなたを待ってたの。
このセカイで、ずっと」
「⋯⋯セカイ？」
「そう。ここは、あの子の想いでできた、誰もいないセカイ」
「わたしは、あの子が本当の想いを見つけるのを手伝うためにここにいる」
「あの子⋯⋯？想い？」
「そう。あの子が本当の想いを見つけた時、
その想いから歌が生まれるから」
「でも、このままだとあの子は、見つけることができない。この、空っぽのセカイじゃ⋯⋯」
「だから湖、どうかあの子を助けて」
「俺が、助ける⋯？どういうこと？」
「今はわからなくてもいい
でも、湖とあの子は、きっとこのセカイで会える」
「だから助けてあげて。
湖のすぐそばにいる⋯⋯『あの子』を」
「⋯⋯ちょっと待って
何言ってるのか本当に⋯⋯」
「もう、時間がない
湖。どうかあの子を⋯⋯」
「━━救ってあげて」
「⋯⋯っ！？」
「⋯⋯⋯⋯あれ？」
「俺、いつの間に寝てたんだ⋯？
なんか不思議な夢を見てた気がする⋯ 」
「ダメだ。全然思い出せない。
でも確か曲を作ってて、そしたらhotokeから⋯⋯」
「そうだ。俺hotokeとDMしてたんだ」
『寝落ちしちゃったかな？』
『ゆっくり休んでね。また明日』
「だいぶ前に送られてきてるな。
そんなに寝てたんだ」
「睡眠不足⋯⋯
少し、仮眠を⋯⋯」
「⋯⋯ダメ」
「俺は、歌い続けないといけない」
「誰かを━━笑顔にできる曲を」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
宵崎湖
（よいさき れい）
性別￤男
誕生日￤1月5日
身長￤175cm
学校￤通信制高校
趣味￤曲を探して聴くこと
色々な歌い手や歌手などを見ること
特技￤感覚で時間を計れる
苦手なもの・こと￤直射日光
家事全般
好きな食べ物￤寿司
嫌いな食べ物￤トマト
自分の歌が大切な人を絶望させてしまったトラウマを持つ。その経験から「誰かを笑顔に出来る曲を歌い続けないといけない」と考えるようになり『モノクロームスターズ』を結成。
主に作曲を担当している
♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰
て事で皆さんこんにちは
作者です。
irxs×chcrbの小説書きたくなったので書きます
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ポジション
ないこ（宵崎奏）
-hotoke-（朝比奈まふゆ）
ゆぺくん☆★（東雲絵名）
ポケカメン（暁山瑞希 ）
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
こんな感じです
本当はchcrbだけで作ろうと思ったんですが
pixivでもポケくんのprskパロを書いてて⋯
それにirxsさんも登場するので
それで入れました
hotokeくん
瑞希ちゃんの所で悩みました
でもどうしてもポケくんを瑞希ちゃんにしたかったんです
許してください（？）
ないこくんとゆぺくんはすぐに決まりましたね
苦戦したのはポケくんとhotokeくんだけ
その他メンバーさん達は他のキャラとして出ます
以上
