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これは第一話「私」の解説です。
ネタバレになりますので第一話を見てから読むのをおすすめします。
まず、この話の登場人物は何人いるでしょうか。
タクト、ユウタ、ユミカ、ユカリ、ダイキ、私
上記の6人です。
次にトンネルを進む際の並び方に注目して下さい。ユウタが「真ん中が良い」と言っています。
しかし、6人だと真ん中を取ることができません。つまり認知されているのは5人だけという訳です。
では、誰が認知されていないのか。登場人物に名前の不明な人物がいます。
そう、「私」です。それもそのはず、登場人物の会話の対象として名前が一切出てきません。
さらに、「私」の台詞を無視して読んでいても途中までは何も問題なく話は続いていきます。
また、ユミカがタクトの隣にずっといるなどわかりやすい行動をしているにも関わらず「私」は確信を持てない他、「…探検することにしたそうだ」と探検をすると決めた時点ではそこに居なかったような発言をしている。
つまり、初めからそこには居なかったと推測できる。
そして、ユウタが体調を崩した場面でやっと会話に参加し始めます。さらに、最後の台詞「心配してくれてありがとう。ユカリ。」
つまり「私」は途中でユカリに成り代わり家へと帰ったのでした。