※学パロ
※キャラクター崩壊、捏造、解釈不一致
チーノと関わらなくなって、数日。
度々くるメールも全部無視、会話もしていない。家に行くことも、勿論ない。
ただ、数日前まではありえない非日常が日常になりつつあるのを、ぼーっと体感しているだけだった。
sha「ん、なーなー!今日放課後遊び行こうや」
kn「部活」
ut「女」
sha「ロクでもないやん!!!」
昼休み。いつもの放課後の予定埋めが始まる。
シャオさんは、ノリの悪い兄さんと部長につまらなそうにガジガジと歯をきしませる。
syp「……ワイ、行けますよ?」
突如会話に入ると、シャオさんは驚いたようにガタッ、と席を立つ。
sha「えっ!今日平日やで!?!?」
syp「今日““は””暇なんすよ」
sha「うせやろ……平日レアキャラのショッピくんが、!?」
……まあ、確かに平日の放課後はずっとチーノと……
溢れそうになった感情に蓋をして、シャオさんの方を嘲笑うように見つめる。
syp「まあまあ?ボッチの??シャオさんに??付き合ってあげても???構いませんけど????」
sha「うわ゛ーっ!ムカつく!!ムカつくけどレアキャラやから遊ぶ!!!」
syp「ぃたたたたた……ッw離れてください、ww」
ほんまに死にそうなくらい抱きしめられて、頭をわしゃわしゃと殴るように撫でられる。
……流石野球部、といったとこか、()
ut「え〜、ショッピが行くんなら俺も行こっかな〜……」
syp「え、マジすか」
ut「ショッピと平日遊ぶとか絶対今後ないやろ。よし!決めた!!女はドタキャン!!」
kn「大丈夫なん、それ……w」
ut「まぁ、名前も覚えとらんような女やし」
sha「ひど〜」
ut「しゃーないやろ」
syp「どこかしゃーないんすか、w」
大先生は唇を尖らせて「えー」というようにジトっとこちらを見つめる。
kn「……俺も行こうかな」
sha「おっ!シッマも!!!」
kn「多分今日顧問休みやし。後で言いにいくわ」
部長は広げていたおにぎりの包み紙をビニール袋に戻しながら、こちらを、俺の方向を向く。
kn「……そーいや、なんでショッピは急に休みなん?平日」
syp「ん?」
kn「なんかあったん」
まさか、と言おうとして言葉は出なかった。全てを見透かすような水色の瞳は、俺の心臓を貫くように真っ直ぐで。もしかしたらあのチーノへの手紙はこの人なんじゃないかって、怖くなって。
syp「……ただ、暇なだけっすよ、w」
失敗した。変に空いた間に、少し震えて声も掠れて。心配そうに大先生がこちらを見ている。やめて、やめてくれ。
kn「……ならええわ」
無機質な部長の声が、深く心臓に刺さる。
突如場が無言になって、気まずくなったであろうシャオさんは必死そうな作り笑いを浮かべる。
sha「あ、そ、そーいやさ〜?」
明らかに動揺していたであろうシャオさんを遮ったのは、1つの通知音。
sha「……誰?」
ut「……あ、やべ。マナーモードにしてなかったわ」
sha「いや授業中やったらどうするつもりやったん!?!?」
kn「良かったやん、休み時間で」
ut「くっそ〜、何の通知やし……え、?」
めんどくさそうな大先生の顔は、一気に歪む。彼は命よりも大切、などとほざいていたスマホをカランカラン、と床に落とす。
kn「どうしたん」
ut「……学年LINE」
声は先ほどの俺よりも震えている。
あの屑で、何もかにも耐性のありそうなスターがあからさまに動揺している。
嫌な予感がして、そっと学年LINEを開く。
最新メッセージの送り主は黒アイコンに、名前は無し、匿名。
送られていたのは1枚の画像。俺が、チーノの首を……
syp「ッッッ!?!?!?」
なんでこれが、!?!?吐き気がする、頭がぐるぐるして目眩がする。気持ち悪い気持ち悪い、、、
ut「ショッピ、?大丈夫か、?!?」
なんでなんでなんでなんで??
学年LINEという規模の大きさ。何人かが、こちらを見ているような気がする。
拡散された。俺らの秘密を。
世界の砕ける、音がした。
新しい歯車が回り始める。
閲覧ありがとうございましたー!
コメント
6件
わぁぁ好きです、、続きが楽しみ過ぎます 小説もいいですがぜひ漫画にして読みたいお話ですね
やばいってやばいってやばいって こっからどうなんのsyp君めちゃ動揺してたし、学年ラインだから 誰が送ったか分かるじゃん、、めっちゃ続き楽しみです!!!
おほほほほ(?) 好きです(?) 続きが楽しみ過ぎて夜は寝れる(???)