*最終話* . 物語に仕舞いを _ 。
征四郎とともに 、 精神科へ向かった 。
病院の先生からは 、
“ 過度なストレスがかかっているのかもしれません 。 一ヶ月ほどの休息を取って 、 記憶が治らなかったらまたご来院下さい 。 ”
( 架空です )
と 、 言われた 。
それから僕の治療の一ヶ月が始まった
普段となんら変わらない生活を過ごして 、 少しお薬を飲むくらいだ 。
これで本当に治るのかは不安だったけれど 、 征四郎とともに 、 回復へ進んでいた 。
が 、 しかし …… 。
僕は頑張ることがまたストレスになってしまい 、 一ヶ月の折り返し地点でメンタルが崩壊した 。
何をしているんだ僕は !
もっとがんばらないと … ! (泣
ぼくががんばってないから …… ! ! ! (泣
僕は自暴自棄になり 、 ご飯も食べなくなった 。
いや … 、 あまりのショックでお腹が空かなくなってしまったのだ …… 。
何事もマイナスに捉えてしまう日々で 、 前なんて見えなかった 。
それでも征四郎は 、 僕に根気強く優しい言葉をかけ続けて 、 寝るまでずっと隣に居てくれた 。
頑張らないといけないのに無理に頑張ってはいけない 、 矛盾した感情に苦しんでいた 。
お薬を飲むのも 、 嫌になってくる 。
征四郎は “ 大丈夫 、 俺が居る 。 ” って 、 ずっと 、 ずーっと言ってくれていた 。
真っ暗で前も見えないような日々に突然 、 激しい頭痛がした 。
“ ゔあ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ ! ! ! ! ! ” と声を上げ続けた 。
征四郎が僕を力強く抱きしめて …
「 … 大丈夫なわけねぇよな …… (泣
でも大丈夫だ … 。 もうすぐ終わりが来る 。
もう少し … もう少しなんだ …… 。 (泣 」
そう言いながら 、 僕が落ち着くまで僕の身を離すことはなかった 。
征四郎の精神状態も 、 良いものとは言えないだろう … 。
一ヶ月の終わり頃 、 僕の精神状態が 、 平常に戻った 。
全ては征四郎のおかげだ
あの時の激しい頭痛で記憶はどんどん蘇り 、 ダイレクト アナスト モーシスも思い出すことができた 。
記憶が蘇ってから三ヶ月の時を経て 、 僕は現場復帰をすることができた 。
その三ヶ月間は 、 日々練習に取り組んだ 。
何ヶ月も術式に触れていなかったせいで 、 訛りに訛っていたのだ 。
僕が治ったのはとてもめでたいことだが …
征四郎の様子がおかしいんだ … 。
もしかして …
ー END ー
最終話まで読んでいただき誠にありがとうございます ! T-T
とても嬉しいです ! ^^
今回の作品 「 天城物語 」いかがでしたか ?
感想 、 お聞かせいただけると嬉しいです !
作品公開予定は未定ですが 「 渡海物語 」をいつの日か 、 公開させていただきます !
「 渡海物語 」は 、 天城先生の体調を治す際に負った心の傷を治すというお話です 。
そちらも楽しみに 、 気長に 、 お待ちいただけると嬉しいです ! ^^
では 。
コメント
10件
天城先生色々辛かっただろうけど治って良かった~、 渡海先生も実の兄が辛い思いしてるの見てるの辛かったよね、 天城物語の話全部本当に最高でした! 天城物語は終わっちゃいましたけど、渡海物語が出るのを気長に待ちます!