「は?じゃなくて部屋入れてくれる?寒いんだけど」
「、、ふ、」
「?ふ?」
「不審者〜〜!!!!」
「?!ちょっ!不審者じゃないから!!」
「いや、どう考えてもふしんsy」
「話を聞け!!」
「で、?何でナイコ?は俺の所に来たわけ?」
「んーとね、観察の為」
「観察?人を植物の様に、、」
「そうなんだよね、俺実は魔法の国の王子なんだけど、」
「、王子?!」
「そ、それで何だけど俺は王家ならではの課題を与えられてるんだ。その1つとして、1人の人間を1年間観察して日記をつけるっていうのがあるの。魔法の国の人達はね皆必ず人間界にまったく顔が同じ人がいる。で、その人を探し出して観察するっていうきまりなんだ。」
「それで、俺の所に、、で、でも観察なんてあんまりされたくないかも、、ずっと見られてるって考えると緊張するし、、」
「勿論ただでとは言わないよ?かわりにこのピアス貸してあげる。これを付けていればこの人間界に存在する人になら誰だって変身することができるんだ。」
「えっ、、憧れの人でも、?」
「勿論!性別問わず変身できるよ!動物もいけるし!変身の仕方は自分の姿が映るもの、主に鏡とかに自分の姿を写してなりたい人を思い浮かべながらピアスを弾くの。弾いた時にちょっと不思議な音がするからそれを合図に変身は完了するよ」
「、やってみる、えーと、鏡の前の立ってなりたい人の姿を思い浮かべながらピアスを弾く、」
鏡の前に立ち、ピアスを耳に着ける。ピアスを弾くとチリン、という音が部屋に響き渡る。
「、、?!え、ぁ、if、?」
目の前の鏡に映る姿は俺が憧れを抱いているクラスメイトの姿だった。
「、、なんか俺の婚約者と似てるな、」
「なんか言った?」
「、別に、何も言ってないけど、」
何かを言いたくない様に口をもごもごさせるナイコ。?変な奴。
それにしても、、
「顔が良い、、。流石イケメン。睫毛は長いし、鼻も身長も高い、、」
鏡の前に自分をうっとりと見つめる。こんな顔に生まれたかった、、。
「ナイコ、この道具凄いね!最高なんだけど!!」
「、特に何も異常は無さそうだね。あ、その道具1つだけ気を付けて欲しいことがあるんだけど。この魔法は1時間たったら消えちゃうの。だから変身する時は時と場合を考えて使ってね。」
「分かった!でも、本当に凄い、俺ifになれたんだ〜!!」
鏡に映る自分の顔を見つめて改めて喜びを実感する。
「笑、喜んでもらえて良かった!じゃ、俺はもう帰るから。そのピアス上手く使ってね!ばいばい〜!」
もう1人の俺ナイコは箒に乗り、そのまま夜空に消えていった。
「夢じゃないんだよね、、?」
手の中にあるピアスを暫く見つめる。夢じゃなかったんだ、、。
「、、よし、明日から頑張るぞ!」
俺は明日から始まる日常生活に胸を躍らせながら宿題に取り掛かった。
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コメント
1件
この作品めっっちゃ好みだわ…😭😭 次の展開が気になるな……のんびり待ってるね👍👍