俺には好きな人がいて、好きな人には好きな人がいて。そんな俺の気が持たない状態が、何年続いたことだろう。一緒にいたらいつか俺の方を見てくれると思った。それでも俺は、あいつの相棒から外れることは出来なくて。苦しくて苦しくて、あいつの恋を何度も邪魔をして。 それでもあいつは俺の方を見てくれなくて。だから、もう仕方なかった。
「 にき、? にき、 ……、? 」
俺の目の前で、不安そうな声を出す俺の恋人。目隠しのせいできっと真っ暗な視界の中、俺を探す彼は本当に愛おしくて。
「 なぁに 、 ぼびー。 」
彼の頭を撫でてやると、ぴく、っと肩を揺らした。
「 なんなん?これ、 おぃ、っ 、! 」
がしゃんと鎖の音が響き渡る。俺に対する嫌悪感に腹が立つ。彼を押し倒して、服を切り裂いた。焦っているのかいつもより高い彼の声が響く
「 にき ッ、!? ほんまに、どしたん、!」
その口を塞ぐように俺は彼に口付けをして
舌を無理やりに捩じ込んだ。俺から舌を逃げさすぼびーの頭を抑えて舌を絡めて。
「 ん、゛ッ、くぅ、っ、♡ 」
視change
こいつ、キスが上手い。流石と言うべきか。
そんなことよりこいつはどうしてしまったんだろう。先程、いやもしかしたら眠っていた時間が長かったのかもしれないが。
数時間前までには、一緒にゲームをしていたのに。
「 っ゛ ぇ、ぅ、っ、 ぃ゛ 」
なんてことを考えていると、俺の後ろに指が入り込む。違和感と痛みしか感じず顔を歪める。目の前のニキの表情が分からず不安を感じている。
「 ん ゛ 〜 ゛ 、 ひ ゛ っ♡ 」
自分から、出るはずのない声が響いた。ニキの指がそこを押した瞬間、腰がはねるのが分かった。
「 ここ気持ちい ? ぼーび ちゃん、 笑 」
ニキの声が弾む。ぐりぐりとそこばかり刺激されて、
「 ぅ、゛ ♡♡ あ ぁっ、♡♡ 」
体が快感を拾ってしまって。もう、気持ちよくなってしまっていた。
自分の体がどんどん壊れていく感覚に浸っていると、急に指が抜かれて息を整えていると、酷い痛みと圧迫感が俺を襲った
「 ぃ、゛ あ ♡♡ 」
男同士のセックスなんて気持ちが悪い。
なのに感じてしまう自分を気持ちが悪い
「 ぁ ゛ ー 笑 、 やっと ぼびーと繋がれた …」
「 き ゛ っ しょいねん、゛♡♡っ♡」
どんな暴言を吐いても、甘ったるいハートがついていってしまう。 強姦、相棒にされるとは思ってもみなくて。怖くて、悲しくて涙が溢れる。
「 泣いてんの ? 可愛いねぇ、 」
1番信じていたのに。俺は、ニキが相談に乗ってくれてるうちに、どんどん好きになって行った。それでもニキがゲイというのは聞いたことがないから。そもそも俺もゲイじゃないけど。告白とか、出来なかったけど好きだった。なのに、こんな、
「 ぁ ゛ん ゛ ♡♡ ぉ、゛ ♡」
「 腰、 動いてるよ 」
快感には勝てず、へこへこと腰を振る。
恥ずかしさと惨めさで顔を逸らした。
するとニキの手がおれの頬へとんできて
「 ぃ、 ゛っ 、!? 」
「 そらすなよ 。 」
冷たい、冷たい目で睨まれる。
ゆっくり視線を戻すと、明るい顔に戻って
「 いーこいーこ、 よく出来たね 」
なんて優しく撫でられる。もういっそこのままおかしくなってしまいたい。俺の恋が実らなかった度に、こいつは話を聞いてくれた。徐々に好きになって行ったたけど、こいつも女好きだから告白なんてせず女を好きな振りをした。その結果がこれなんて、地獄以外の何者でもなくて。
「 や ゛っぉ、゛♡♡ 」
「 すき、 … すき、 裕太 …♡♡ 」
奥を抉られ、話す隙すら与えられない。
すき、なんて俺がずっと、ずっと言って欲しかった言葉。それをこんな形で言われてしまうとは思わなかった。おかしいよ。こんなん
「 ぁ゛ ♡♡ は 〜 ゛ っ♡♡ 」
「 ぁー、 … ♡ 裕太、 」
助けて、苦しい、怖い、
「 ぅ、゛ぇ、っ、♡♡ぁ、っ、」
「 泣かないで、 ぼびー、 笑 」
泣くだろ、そりゃ。それでも気持ちが良くて。 ずっとあったニキへの恋的感情も、愛情も消え失せて行った。
「 く、゛そ、っ、♡♡ 、 」
「 はいはい、そんな事 言っちゃダメでしょ 」
うざい。もう、ニキなんか。 にきなんて、
「 にき、♡ きら ゛、 ぃ、っ、♡♡ 」
そんな言葉を漏らした瞬間。ニキの目の色が変わった。
そして、にきは竿を抜く。諦めてくれたのかと思った。
「 ふー ん … 」
「 ぉ、゛ ぅ ゛♡♡ 」
俺の後ろに入れられたのはしっぽのような玩具。どんどん、扱いが酷くなっていく
「 恋人として扱うつもりだったのにね。 」
残念、と吐き捨て 、ニキは俺の首に首輪をつけた。
。飽きた
コメント
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まっじで久々に小説見てにやけました…꒰՞o̴̶̷̤ᾥo̴̶̷̤՞꒱ほんとにもうなんかありがとうございます…