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次に見た光景は大きな街のような所だった。そこの住民はみんな丸く、たまに四角形のものもいたり、三角形のやつも居た。住民をまじまじ見ていると、その中のここの王っぽい奴が来た。なんで分かったかって?扇形の王冠被ってるんだから分かるでしょう。そしてその王は僕達が数学が出来ると思い込んでいて、次のような言葉を並べていた。
「あなた達はあの数次元から抜け出してきた図形達ですね!図形…かは分かりませんが…まあ、いいでしょう!そして私はあなた達に頼みたいことがあります。最近、ここからあそこに見える惑星、シエスタという奴らが住んでいる惑星から攻撃されています。守る方法は1つしかないんです。数学で対抗しないと、私達は力が出ません。なのでなので!あなた達の力を借りれたらいいな〜と思っています!」
数学で攻撃か…僕達が考えていると、「ん、私は賛成。」とシロコが手を上げた。立て続けに全員手が上がったので、僕も手を上げることにした。「やった!ありがとうございます!では、早速学力テストにはいりましょう!」学力テスト?皆京郷でもよくやるなぁ。
そして試験会場に着いて、驚きの大きさの髪を見つけた。高さは2mくらいあるだろうか。届かん。絶対に。「すみません!これは黒板です!」黒板ではないだろ。そして僕達に5枚の紙が配られて、「それを全員で出来る限り解いてみて下さい!」全員で、か。僕はなんの役にも立てなさそうだな。まあいいか。どうやらこの紙は難易度順になっていて、1番簡単なものは足し算や割り算、難しいものだと展…開?っていうものらしい。
全員席について、1番簡単なものは僕とホシノで、2枚目は願、3枚目はシロコ、4枚目は葵、5枚目は朔葉お姉ちゃんになった。正直簡単なものに2人も要らないと思っていたが、まあいいか。気にしないでおこう。そして開始の合図が鳴り、全員一斉に紙を裏返した。第一問目、27+85…凄いな、もう分かんない。ホシノは指を使ってやろうとしているが、27の時点で足りないので悩んでいた。僕とホシノはしっかり考えて、まず20+80が100になることは分かった。答えは100なんとかだな。という仮説も立てた。7+5…繰り上がりが出来ない僕は難しかった。するとホシノが「7+5を、7+3+5-3にすればできるんじゃな〜い?」と言ってきた。言葉は知ってるがそもそも四則演算を知らない。3つ以上の足し算が出来ない。するとホシノは立て続けに鉛筆を持って答えを書いた。112。本当にそれで合っているのか…?分からないがホシノの自信満々の顔を見る限り、間違えてはなさそうだ。そして次の問題、189-96…もう考えんのやめようかな。そしてさっきのホシノが考えたよく分かんない式を使ってやってみることにした。189-96…190-97…?93!?僕はホシノから鉛筆をもらって93、と解答欄に書いた。もう疲れた。無理。そしてホシノが見た次の問題は125×8だった。ホシノは「おじさん、こんなもの出来ないよ〜、歌澄くんちょっと手伝ってよ〜」と言われたので見てみると、もう無理。嫌や。でも終わらせないといけないのでやるしかない。まず5×8で…5が8個だから…40!次は20×8だから…「160…じゃないかな。」とホシノが言っていて、40+160で200、25×8は200という事が分かった。そして100×8、これはもう簡単。800。800+200で、125×8=1000!僕が1000という解答を書いたら、紙が消えた。ホシノもその光景を見ていたようで、とても不思議がっていた。よく見ると周りはもう終わっていて、僕達が終わるのを待っていたようだ。
テストが終わり、寝るところを探しているのだが、よく考えたら寝るとこないな。まあ正直立って寝れるからいいんだけど。すると丸っこいやつが僕たちにスケジュールのようなものを渡してきた。明日はボールで遊ぶらしい。何故にボール…と思ったが気にしない方がいいのかもしれない。そしてその丸っこいのは寝床に案内してくれた。そして僕達は寝床にそれぞれ着き、就寝する事にした。
本作品で出てきた数学
・足し算•••前章記述。
・引き算•••前章記述。
・掛け算•••前章記述。
・四則演算•••加法、減法、乗法、除法4つを合わせてできる数学の1分野の事。別名初等算術と呼ばれる。
・図形•••二次元の中で存在する、縦と横の面積を持つものの総称。
・立体•••三次元の中で存在する、縦と横、そして奥行の体積を持つものの総称。
・三角形•••二次元の中で存在する、辺と頂点がそれぞれ3つで、内角の和が180°の図形。
・四角形•••二次元の中で存在する、辺と頂点がそれぞれ4つで、内角の和が360°の図形。
・円•••二次元の中で存在する、角度がない図形の事。
・扇•••2つの線分と円が混ざった図形。円の部分は弧と呼ばれる。
・式の展開•••方程式だが、それを更に複雑化したもの。主に中学2年より次数が増えたり、分配法則を多々用いたりするもの。