ミンセミ/学パロ/不穏/自傷行為/
2年・ナムギュ,ミンス
3年・サノス,ギョンス,セミ
もう全部が疲れた
結局私の生きる居場所なんかない
そもそも最初からなかったのかもしれない
みんなは居場所があって
私には無い
これが差なんだ
親も私のことを見捨てて
友達も私のことを避けて
先生は全部全部都合の良いようにして
恋人ができても
家庭内の状況、
性格がよく出れば
すぐ振られて
私には無理なんだ
夢がないきっと
馬鹿な女だ
でも全部本当に
セミ 「 ……疲れた 」
ミンス 「 ?何がですか? 」
セミ 「 ッ!?…なんもないよ 」
全て嫌になって言葉に出した
ミンスが隣にいるなかで
ミンスは年下だけど
気遣いもできて
優しくて
たまに弱々しいけど可愛くて
友達も居て
親も居て
私には無いものをミンスは持っている
ああ
羨ましい
これはきっと妬み
ミンス 「 ならいいですけど…… 」
セミ 「 ……うん 」
私の笑顔は汚い
世界で汚れている笑顔
笑顔なんか出来ない
こんな笑顔なんか出来たら
私は幸せになってる
でもできないから
不幸なんだ
作り笑いをして
嘘振りまいて
挙句の果てには優等生ぶって
ばっかじゃない?
大学には行けない
大学に行くお金が無いから
バイトはしてるけど
全て家賃、電気代、
に全部貢ぐしかなかった
みんなは親に払ってもらって
私はなんて不幸なのだろう
あーあ
本当の居場所が欲しい
でも
叶うわけないんだ
そんなもの
ミンス 「 にしても、寒いですね…〜 」
セミ 「 ……だね 」
寒くなんかない
暑くなんかない
普通だ
こんな冷たい空気の中
独り突っ立ってるだけ
周りは全て黒で塗りつぶされて
明るいものなんかない
でも
ミンスだけは少し違う
何処か明るくて
居心地はいい
だけど妬みがあるからか
いい感情は抱けない
なんでだろう
ミンスは特別なのか?
そんなの分からない
私にしか分からないものは
私にも分からない
人生は退屈だ。
サノス 「 セニョリータとミンス〜! 」<手振り>
ギョンス 「 !!待ってください〜! 」
ミンス 「 わ、わっ、!? 」
セミ 「 ……変なの 」(小声
サノスとギョンス
同級生だ。
1番仲がいい。同級生の中で
ただ
この2人は才能を持ちすぎている
私には永遠に持てない才能が
心にあるんだ。あの二人には
だから
私はあの二人は嫌い
自分が醜く見えて
酷く見えるから
サノス 「 よっ!一緒に帰ろーぜ! 」
ギョンス 「 ねっ!!帰りましょー♫ 」
ミンス 「 ぼ、僕はいいですけど、、 」
セミ 「 ……いいよ別に、好きにすれば? 」
ああ
私が悪いんだ
操れない私がいて
全部全部本音になってしまう
何も考えずに
ずっと答えてきた
なんも感情も抱けないまま
ずっと
ずっと
嫌いだった
世界が
でも
大っ嫌いになった
だって
世界は私を死なせてくれない
死にたくても死ねなくて
世界は私を見すぎている
死にたいのに死ねない
この恐怖
寝れない毎日
何をすれば楽なんだろう
サノス 「 なぁ、ナムギュは? 」
ミンス 「 あ、ナムギュなら補習だよ。 」
補習、か
私もよく高2の頃はあった
グレたから
全部全部崩壊して
その痛みを学校に塗りつぶした
友達には嫌われて
「もう関わらないで。私達までグレるじゃん…」
なんて言われたこともあった
まあ当たり前か。
自業自得
先生には
これ以上やるなら退学
なんて言われたことがあった
でも心底別に気にしてなかった
退学するだけましだった
その後は楽になって
死ねるから
バイトも辞めてしまって
独りで孤独死して
だって
私が死んでも苦しむ人なんかだーれもいない
ああ、今日はだめだ
暗いことばっか考えてしまう
セミ 「 …ごめん今日先帰るわ、また明日 」
ミンス 「 え、ちょ、ヌナ、? 」
サノス 「 おー、またな 」
ギョンス 「 ヌナ〜また〜!! 」
ああ逃げだしてしまった
私のいけないところだ
何かあれば
すぐ逃げ出す
もう
なんだろうこの気持ち
すごく嫌
嫌い
辛い
消えたい
死にたい
…
いっその事消えよう
そうだ
今日に消えよう
独りで
ミンスにも
全部全部想いを伝えて
そのまま死んで消えよう
ああ
それが一番だ……
セミ「 ただいま、なんて言っても返ってこねーか 」
はぁ
いつの間にか
この家もなんだか
暗くなったな
そう思っても仕方がないか
カッター、ハサミ、剃刀
それなんかを取って
ソファに逃げ込む
ああ
この快感は覚えてしまった
覚えてはいけなかったものを
でも
どうでもいい
今日の夜消えるから
セミ 「 ……やっぱカッター、、血出るなぁ 」
部屋にずっと
カッターを動かす音が響く
親が消えて
気にしなくて良くなった人生
にしても
腕の傷やばいなあ
足も
跡がもう消えなくなったのか
正直バレなければいい
セミ 「 っ、ハサミ切れ味弱〜、 」
やっぱハサミはダメだ
いくら研究しても痛みは味わえない凶器だった
正直カッターと剃刀が1番だった
血が出て
生きてる感覚が苦しいけど
快感が嬉しかった
セミ 「 あ、包帯切らしてる…… 」
あー最悪
昨日切れたから買ってこようと思ったのに
忘れてた
このまま居てもウイルス入るだけ
…まあそっちの方が死ねるけど
自分で死んだ方が楽
セミ 「 行くか…… 」
財布をもって
家から出た
薬局はバスで5分のところ。
歩いて20分、くらいかな
まあ節約のために歩く
はあ
辛いなあ
周りに楽しそうに親と話す子供たち
懐かしいな
最後に話したのって何時だっけ
覚えないけど
これだけは覚えてる
親は中1の頃に消えた
それだけ唯一覚えていた
いいな羨ましい、
って思うほど確かに裕福じゃなかったっけ、、
みんなが思う幸せってどんなんだろう
私は分からない
考えても思っても
ずっと暗闇の中に歩いてるだけ
《 いらっしゃいませ〜 》
セミ 「 っと、包帯はどこだっけ…… 」
つけばすぐに怪我のところに行く
正直いつも真っ先に行く
他のところなんかどうでもよかった
だから
セミ 「 あ、あった 」
見つけた大容量のやつ
これたまに売り切れてるから有難いんだよね
3つぐらい買っとくか
でもほんとに値段安いな
これでやっていけるのか?
まあいいか
私にとっては嬉しいし
楽ちんだしね。
買ったら外に出る
知り合いは居なくて良かった
さっさと帰ろ
ミンス 「 ……ヌナ?」
セミ 「 っ!?ミ、ミンス、? 」
やばい
包帯買ってること
バレる
いや誤魔化せばいい
そうだよ誤魔化せば、
…
なんかもう誤魔化すことすら面倒くさ
そっか
ここで伝えちゃおもう
包帯買った意味消えちゃうけど
伝えたら走って
海で死のう
うん
それでいいんだ
ミンス 「 その包帯って、、どうしたんですか? 」
セミ 「 …リスカ、隠すため 」
ミンス 「 !?、隠す、ため、? 」
やっぱりその感情
みんなそういう感情にする
私を苦しめる
セミ 「 もう全部言う 」
「 私はミンスが羨ましかった 」
「 私には無い才能もって 」
「 幸せにさせる能力だってあって 」
「 全部全部ミンスの羨ましさに嫉妬してた 」
「 それで私はずっと暗い世界に閉じ込められて 」
「 歩いても、、歩いても、何も変わらなくて 」
ミンス 「 ヌナ…… 」
セミ 「 でもミンスは私に少しでも手を差し伸べてくれた 」
「 ミンスだけ明るく見えて 」
「 辛い世界から抜け出してくれるような明るさで 」
「 でも私は最低で 」
「 いつもそれを否定着て抜け出してなかった 」
「 でも、、でも、、もう終わりにするから 」
「 抜け出さない……んだ、 」 (走
ミンス 「 !?ヌナッ!待って、! 」
ああ
全部言ってしまった
嫌われただろう
いや
元から嫌われていただろう
あーあ
私最低だなほんとに
ナムギュ 「 おわ、……セミ? 」
セミ 「 っ!?、はっ、 」
ミンス 「 ヌナっ!待ってよっ、! 」
ナムギュ 「 ちょ、は、? 」
ナムギュ、か
ナムギュは確かに不仲だったけど
いうて過ごす中で楽しかった
1番気があって
想ってくれるような心が
ナムギュのいい所だったな
セミ 「 っ、行き止まり、 」
ミンス 「 はぁっ、ヌナ、!!捕まえたっ、! 」(手首掴み
セミ「 っ!痛っ、”」
やだやだやだやだやだやだ
終わった私
リスカもバレてるし
全部伝えたのに
なのに、っ
なんでミンスは来るの、?
セミ 「 な、んで……ッ 」
ミンス 「 ッなんでって、、 」
「 僕は逆でヌナが羨ましかった……! 」
セミ 「 ……っ、私、? 」
ミンス 「 僕には無い心を持って 」
「 誰かを救ってくれるような感情を抱いて 」
「 でもたまに暗い表情するヌナが心配だった! 」
「でも聞き出せなくて 」
「 さっき言ったこと 」
「 ずっと聞き出したかったのはそれじゃない! 」
「 それは 」
「 助けて欲しかった、って言葉が欲しかった! 」
セミ 「 ッ……助けて、欲しかった、?」
ミンス 「 ヌナを救い出せなかった僕は 」
「 ヌナからその言葉が欲しかったんだ…… 」
セミ 「 っ、、そんなの… 」
「 ミンスに言ったら…私、 」
「 先輩としても、、やだ…… 」
「 ただでさえ、、心配かける女なのに…… 」
「 ミンスに迷惑なんかかけられ_ 」
ミンス「迷惑なんかじゃないですよ、 」
「 もっと僕を頼って欲しいです… 」
「 ヌナ、1人で抱えないでください、、 」
「 ヌナはサノスさんやギョンスさん、ナムギュさん……そして僕が居るじゃないですか、 」
セミ「っ、ミンス、私…… 」
「 もうやだよ、 」
「 生きる資格なんか、、_ 」
ミンス 「 なんで、なんで、そんな自分を責めるんですか……!! 」
「 僕は自分を責めてなんか言ってない、反省して欲しいんですよ……! 」
セミ 「 っ、、ミンス…… 」
「 私、ほんとに生きてていのかな、 」
「 自信が無い、勇気もないし、」
「 ……どうすればいいのか、わかんない」
ミンス「僕が勇気と自信を与えますよ」
「 ヌナが幸せになるように 」
「 僕が絶対与えます 」
セミ「 プロポーズ、、かよ、 」(泣乍
ミンス「プロポーズでもありますよ」
「 僕、ヌナのこと好きです 」
「 好きだからこうやって諦めてないんですよ 」
セミ「ッミンス、!」(抱付
ミンス「……大丈夫ですよ」
「 僕はずっとそばにいます」
セミ「…今離れたら怒る…… 」(肩に顔埋
ミンス「離れませんよ」
ああ
ミンスの温かさって
こういうことなんだ、
明るい世界に導いてくれたのは
ミンスなんだ
セミ「……もう落ち着いた」
ミンス「じゃあ離しますよ…?」
セミ「…うん」
ああ
ミンスに妬みを抱いていたのに
今では
好きって感情を抱いてる……
…
大好きだ
セミ「ミンス」
ミンス「?なんですか、?」
セミ「…ミンスが卒業するまで私、待ってるから」
コメント
8件
すぃ。さん⁉︎よかった居なくなってびっくりしてた、、、やっぱ小説かくの上手いね〜!
めっちゃ好きです!!!💘💘もしかしてですが、すぃ。ちゃんですか…?