TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する

「話、終わりました?」


木の後ろからジミ男、もとい山崎が声をかけてくる。


「あっ、変態野郎じゃないッスか。」

「誰が変態だ来島ァ!」


また子の言葉に煩く口出しをする。


「とにかく、歌舞伎町でもアンタらとドンパチした奴らと関係がありそうな奴らが暴れてて、向かってもらっていいですか?」


ジミ男山崎が発すると、また子の降りてきたところから人物が出てくる。

そう、河上万斉である。


「拙者も、お供させてはくれぬか?手負いだが、少しは戦力に。」


きっと言っても聞かない。

そんな考えでついて行くのを許可した。


「あっ、3人さん、偽装のために手錠を。バレてはあれなので。ちょうど来島は返り血まみれ、河上と高杉はボロボロ。事故ということにして。」


3人に手錠をつけ。


「…では行きますよ?」


ジミ男が着いてこいとでも言うように首を振り。

高杉らは駆け出した。


「けが人歩かせるたァ鬼畜だな…」そう思ったのは高杉だけでは無いはず…。




一方土方らは…

「…なんて涼し気な面してやがる…」

「刺されたってのに気楽なモンでぃ…」


相手に刺さった刀を抜こうとした時、刀は掴まれ、土方、沖田の順で腹を蹴られるが双方力強く刀を握りしめ動じなかった。


「ほう…流石じゃ、耐えるとはのう?」

「その余裕そうな表情…すーぐ絶望に変えてやらァ…。」


土方が苦笑いを浮かべつつ睨む。


「なーんとまぁ『俺かっけぇ』ンな考えを持ちながら信用度の高い沖田に顔を向ける〜」

「とぼける沖田に突っ込む『んなわけあるかよ』と」

「おーこらぁ!小説な事をいい事にケンカするなぁ!?」


と勇ましくイケメンハイパー局長近藤がつっこむ


「近藤さん、アンタも言えてない。視点利用しないで」

「ああ、すまん。」



と言う土方と近藤のやり取りのそばで


「「キャー!」」

と女性の甲高い悲鳴が聞こえる。

声の主はお妙、と同僚のおりょうである。


「ッチ他の浪士か!」


近藤と土方が後ろを振り向き各自戦おうとした時


「キャーやめて!そんなに私を狙わないで!」


と言う自己中的な発言の後、鈍い音を立て相手を殴りに殴るお妙と逃げ回るおりょう


「姉御ォォォォ!?敵にトドメ刺しに行ってる!?サラッと敵瀕死なってるから!」

「狙うなつってんだろオラァァァ!!!」


サラッとおりょうを追ってる浪士も殴り倒すお妙。


「お妙!助かったよ!さすがはゴリ…美人!美人って強いのかな!」


直ぐに訂正し、息を整えながらおりょうが言いそれに反応したのか


「ヤーダもうおりょうったらァ!」


とノリのつもりだったのか手で押すとおりょうは民家に飛び。


「おりょうさァァァァん!?」


おりょうは気絶した。


「はぁ…で、やっと本題に戻るが…。総悟、お前こいつの相手どうするよ」

「切り裂いてかぶってジャンケンポン!」


土方が頭を掻きながら振り向くと狂気じみた遊びをしている。


「あっやべぇ負けちまったぃー。」

「ふんっ!」


相手が刀をめちゃめちゃに振り、沖田がピンチだ。そう思った時。


「はいお前瓦礫切ったから負け〜。んじゃ、切らせていただきまーす」

「どんな理由だァァァ!」

「こんな理由だァァァ!」


ふざけてる…と思った時相手が沖田を殴り沖田が相手を殴り返し。


「いぃやそこで再開ぃぃぃ!?」


土方が驚き、沖田は刀を掴み斬り掛かる。

それを予測してなかったのか相手は蹴りを繰り出し足に切り込みを入れられる。

骨が切断されたのか相手はバランスを崩し倒れる。


「…あとは…心臓に…」


沖田が相手の心臓に刀を突き刺し、刀を時計回りに回し、 相手は即死。

「いや、散々引っ張ってこれェェェェ!?」


「あっ!副長!」


聞き覚えの声がした、そう、地味な山崎ジミー退。

彼は高杉晋助、河上万斉、来島また子に手錠をつけ連れ歩いていた。

全員、ボロボロであった。


「山崎か、どうした、そのテロリスト共は」

「手錠は外しますが、彼らも奇襲に会っており、鬼兵隊の武市変平太は死んでしまいました。敵意はありません。」


とてつもない発言だった。

目を丸くしながら山崎を見つめる上司3人。


「…ぷッぎゃはははは!あの高杉晋助共がこのザマ!」


近藤だけが爆笑した。

その時一発の銃声が聞こえ、近藤の頬をかすり何かが飛んだ。


「良くも晋助様を侮辱したッスね!死罪ッス覚悟!」


獣のような目をした来島が近藤の方に銃口を向けている。


「また子落ち着け、逮捕されに行くつもりか。」

「あー!もイライラが止まんない〜!晋助様1度だけこのゴリラを撃つ許可を〜!」

「すまぬ、仲間が。敵意はないとそこの山崎…かが言ってくれたのに。」


暴れるまた子を遠くで高杉が宥めてる中、3番隊隊長斉藤終の前で許してくれと言うように言い。


「よーし、んじゃ、ウチの監視刺した分返してもらおうか?河上万斉さんよォ」


土方がそう言い万斉の前に立ち刀を抜こうとする。


「ストーップ!副長ストーップ!アンタぶっ殺されに行く気ですか!」

「…それで主らの気が済むなら。」

「河上も止まれよ!お前高杉に尽くすんじゃ!?」

「はて…」


土方と山崎と万斉の馴れ合いを他所に。


「終兄さんや、近藤さんは姉御追っかけに行ったけどどーするよ。」

『移動しよう。その方が原因も分かるはずだz』


高杉はまた子を引きずり山崎は土方を引きずり沖田と終は近藤を引っ張って歩き出す。


この作品はいかがでしたか?

1

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚