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リクエストありがとございます!
ただいま同時進行でリクエストの話書いておりますゆえ
取り敢えず出来たやつから投稿してます
chong
ngにおいてかれたcho
nmmn注意
地雷の方はお帰りください
ここから伏せ字なし
ぼーと無気力に空を見つめるカーテンから漏れ出す明かりに照らされ花瓶に反射する
日の向きが変わってきたのだろう目に光があたって眩しいと思った
今日はいい天気だなーとか考える余裕なんてとうになくて虚ろ虚ろになっている目には生気を感じられない
そろそろあそこから彼をおろしてあげなければ可哀想だ
なんとなくそう思ったもう半日も経つのにこのままにしてしまっていたから
これを見た最初の自分はきっとなにが起こっているのか信じられなかったんだろうな
ただ…目の前にある惨劇から目を逸らしていただけかもしれない
なんて考えても目の前にある事実は変わらないようなどうでもいいことを考えてベットに腰掛けていた重い腰を起こす
空にぶら下がっている彼の綺麗だった瞳には僕は映ってはいない
垂れ下がっている糸を切ってそこから離してあげた眠たいのか彼は僕の上にドサッと落ちてきた
「あぁー駄目ですね寝るならベッドの上にしてください」
そういいながら眠ってしまった彼をそっとベットの上に降ろす。
目を瞑ってすやすやと眠り続ける恋人は愛おしい
最近お互いに忙しくてあまり構えてなかったな仕事が遅くなって帰ってきて見るものは先にねてしまった恋人だ
そう思ったら、半日前見た彼の起きている姿はいつぶりだったのだろう
せめてこのまま二人で眠ってしまえばとこの時間何度考えたことだろうでもどうしても今の人生には捨てきれない物が沢山あった
君はなにを思ってあの糸を結んだのだろう
僕にとっては捨てられないようなものでも君には簡単に捨ててしまえたものだったのかもしれない
いや…きっと簡単なんかじゃなかったはずだ
彼なりにそうするしかなかったのだろう
彼自身をここまで追い詰めていたのは誰なのか
きっと自分だ
気づけば空は暗くなっていてこんな気持ちなんか知らずにきれいな夜空が浮かんでいた
相変わらず彼はまだずっとねているようだ
指で彼の頬を突っついてみる
いつもの暖かさとは違いひんやりとしている
窓空いてたから寒かったかな
「ねぇアキラ君、僕綺麗な夜景が見えるとこ知ってるんですよ今度時間が空いてたら一緒に行きません?」
「……………………………………………」
「そうですか、じゃぁ今週の週末空いてましたよね久しぶりにどっか出かけましょう」
「………………………………………」
「アキラ君がこの間言ってた店もいいですよね」
「………………………」
「店のレビュー見て気になってたんですよ」
「…………」
「ねぇ…、………アキラ君……、」
「……、」
「…」
「」
「……、何か答えてよ、………」
もうなにも無いのになに言ってるんだろう
一人でずっと空虚に話しかけて
思い出したくないと記憶に蓋をして
一番大切にしていたものなんか自分の手で壊してしまったじゃないか
途切れ行く景色の中ふと視界の端に彼が結んで
僕が断ち切った糸が見えた