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明日が戦場へ出る日。
始めに向かった戦士が沢山殺されたらしい。なので私達の団体が向かう事になった。ここにいるほぼ全員が明日から死ぬかも知れないのだ。
「日向。ずっと前から好意を寄せていた。もしも生きて戻って来れたら嫁になってくれないか?」
私は春樹の言葉を聞き、咄嗟に物陰に隠れた。それを伝えている相手はもう予想出来ている。
「ごめんなさい。私は貴方の嫁にはなれません…」
申し訳の無さを言葉にしているだけなのにイライラする。
「分かった。急に言ってすまない…」
春樹は悲しさを必死に隠していた。それもそれでムカついた。
私は猛練習をして家に帰った。
そこには親と一緒にいる姉を見つけた。帰って来るの早いな。などと考えながらも私はまたこっそりと裏から家に入った。ひっそりと聞き耳を立て、何を話しているのか盗み聞きをしてしまった。
「日向。あんな失敗作と戦場へ行くのか。あいつはもう見捨ててもいい。とにかく自分の命を守れ。」
父の言葉には呆れた。私はまた直ぐに外へ出た。
時間が経って、私は家へ戻った。そこには豪華な料理とお酒が並べてられていた。戦場へ行く前日にはお酒を飲むのが正しいらしい。父も母もお酒を17と16の娘に勧めていた。私も姉も共にお酒を口へ運んだ。それは甘くてツンとした感じだった。
__さぁいざ戦場へ__