昨日まで降っていた雨が久しぶりに晴れ、小麦は近所の花道公園に遊びに行った。
雨に濡れた遊具の水滴が日の光を受けてキラキラと光っている。
小麦は花壇に咲く花を眺めていると
一匹の蝶が飛んできた。
その蝶を追いかけると、そこには子供が一人程入りそうな穴が空いていた。
「何の穴だろう?」
と覗き込むと手が滑ってしまい小麦はズルズルと穴の中へ落ちていった。
目が覚めると、そこには巨大なスズメがいた。
その巨大さに驚き慌てた小麦は、何か無いかと思いポケットに手を突っ込んだ。
ポケットの中には麦が入っていた
「そうだ!」
と小麦は声をあげる
「キミにこれをあげる!」
スズメに麦をあげた小麦はニッコリと笑いこう言った
「私とお友達になって!」
と。スズメは首を傾げた
「分からないよね…笑」
と俯き呟いたとき
「分かるよ!」
と声が聞こえた
はっと顔を上げるといつの間にか
ブランコに座っていた
さっきの出来事を不思議に思っていると
膝の上にスズメが乗っている事に気づいた。
「今のはキミだったんだね」
と小麦はスズメに笑いかけた。
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このお話は主が小学校のころに書いた物を少し?書き換えたりして書いた1人の女の子が不思議な出会いをするお話です𓂃 。